【2025年度版】K. International School Tokyo(KIST)出願完全ガイド:合格につながる書き方
目次
K. International School Tokyo(KIST)は、東京でも屈指の学術的厳しさと規律ある学習環境で知られるIBワールドスクールです。「自由で楽しい」というイメージのインターナショナルスクールとは一線を画し、KISTが重視しているのは “学力・努力・レジリエンス(粘り強さ)” そして “保護者のコミットメント”。
本記事では、KISTが願書で問う「本質的な意図」を読み解き、合格に近づくための具体的な記述テクニックを解説します。
はじめに:KISTが願書で何を見ているのか?
KISTのアプリケーションは単なる情報収集ではありません。学校側は以下の3点を徹底的に確認しています。
- Academic Rigorへの耐性: 厳しいカリキュラムについてこられるか。
- 学校への全幅の信頼: 学校の指導方針(特に生活指導)に口出しせず、任せられるか。
- 家庭でのサポート体制: 英語力向上を含め、家庭がどれだけコミットできるか。
これらを踏まえ、主要な質問項目の攻略法を見ていきましょう。
1. 学校選びと教育方針の一致
(関連設問:転校理由 / 家族の教育観とKISTの一致点)
質問の意図
「なぜ他校ではなくKISTなのか?」という問いに対し、「英語を学ばせたいから」という浅い理由はNGです。KISTは「英語で」高い学力を身につける場所です。「構造化された学習環境」「規律」「IBカリキュラム」への共感を求めています。
差がつく書き方のコツ
- NGワード: 「楽しそう」「自由な校風」「のびのびと」
- OKワード: 「Academic excellence(学業優秀)」「Discipline(規律)」「Resilience(回復力/粘り強さ)」
- 現在の学校では物足りない「知的な厳しさ」を求めていることを強調しましょう。
使える回答例 (Example Answer)
English: “We are seeking an environment that challenges our child academically and fosters resilience. While his current school offers a relaxed atmosphere, we feel he thrives best in a structured environment where diligence and high standards are valued. KIST’s strong emphasis on the IB learner profile and academic rigor aligns perfectly with our family’s educational values.”
日本語訳: 「私たちは、子供に学問的な挑戦をさせ、粘り強さを育む環境を求めています。現在の学校はリラックスした雰囲気ですが、息子は勤勉さと高い基準が評価される構造化された環境でこそ、最も成長すると感じています。IBの学習者像と学業の厳格さを重視するKISTの方針は、わが家の教育観と完全に一致しています。」
2. 子供の性格と将来像
(関連設問:子供の長所・短所 / 将来どのような人物になってほしいか)
質問の意図
単に「優しい子です」というアピールは不要です。KISTでの過酷な学習を乗り越えられる**「精神的な強さ」や「探究心」**があるかを見ています。また、将来像については、個人の成功だけでなく「社会への貢献」を視野に入れているかが鍵です。
差がつく書き方のコツ
- 長所は「集中力」「知的好奇心」「最後までやり遂げる力」に焦点を当てる。
- 短所を書く際は、それをどう克服しようとしているか(Growth Mindset)をセットで書く。
- 将来像は、KISTのミッションである「世界平和への貢献」「有能な地球市民」とリンクさせる。
使える回答例 (Example Answer)
English: “We hope for our child to become a compassionate leader who contributes to society through logical thinking and global perspectives. Rather than just pursuing personal success, we want her to use the skills gained at KIST to solve real-world problems and bridge different cultures.”
日本語訳: 「論理的思考と国際的な視野を持ち、社会に貢献できる思いやりのあるリーダーに育ってほしいと願っています。単なる個人的な成功を追求するのではなく、KISTで得たスキルを用いて現実世界の問題を解決し、異文化の架け橋となる人物になってほしいと考えています。」
3. 学校への信頼と規律
(関連設問:授業中の問題行動に対する教師の対応への期待)
質問の意図
ここはKIST入試における最大の「踏み絵」です。 KISTは規律に厳しい学校です。「うちの子を怒らないで」という家庭は不合格になります。学校側は「学校の指導方針にクレームをつけないか?」「教師の権威を尊重できるか?」を確認しています。
差がつく書き方のコツ
- 「先生にお任せします」という100%の信頼を示すこと。
- 家庭でも学校と連携して指導するという「協力体制」を明記する。
- 「厳しさ=愛情」と捉えていることをアピールする。
使える回答例 (Example Answer)
English: “We fully trust the teacher’s professional judgment. If our child misbehaves, we expect the teacher to correct him firmly and guide him to understand why his behavior was inappropriate. We will support the school’s decision at home and ensure our child reflects on his actions to grow into a responsible student.”
日本語訳: 「私たちは先生の専門的な判断を全面的に信頼しています。もし子供が問題行動を起こした場合は、毅然とした態度で指導し、なぜその行動が不適切だったのかを理解させてほしいと考えます。家庭でも学校の決定を支持し、子供が自分の行動を省みて責任ある生徒へと成長できるよう指導します。」
4. 家庭での英語学習サポート
(関連設問:学校外での英語学習サポートの具体例)
質問の意図
KISTの授業スピードは速いです。「学校に入れば英語ができるようになる」という受身の姿勢ではついていけません。「家庭がどれだけリソース(時間・金銭・労力)を割いてバックアップできるか」という覚悟を問われています。
差がつく書き方のコツ
- 抽象論ではなく、具体的なアクションプランを書く。
- 読書習慣(Reading)を重視していることは高評価。
- 両親の英語力が低い場合でも、チューターや外部リソースを活用する計画性を示す。
使える回答例 (Example Answer)
English: “To support her language development, we have established a daily routine of reading English books for 30 minutes. Additionally, she attends an academic writing class on weekends. We are committed to creating an English-rich environment at home by utilizing online resources and hiring a private tutor to assist with homework and vocabulary building.”
日本語訳: 「言語発達をサポートするため、毎日30分の英語読書ルーティンを確立しています。加えて、週末にはアカデミック・ライティングのクラスに通っています。オンライン教材の活用や、宿題や語彙力強化を支援する家庭教師を雇うなど、家庭内でも英語に触れる環境を整えることにコミットしています。」
5. 保護者の関わり方
(関連設問:どのように学校をサポートできるか)
質問の意図
KISTは「Community(コミュニティ)」を大切にします。お客様気分ではなく、運営に協力的な保護者かどうかが見られます。
差がつく書き方のコツ
- 「できることがあれば何でもします」という姿勢+「具体的なスキル」の提示。
- 学校のイベント(スクールフェスティバル等)や図書ボランティアへの意欲。
- 自身の職業的スキルが学校教育に還元できるなら、それもアピール(例:キャリアトーク等)。
使える回答例 (Example Answer)
English: “We are eager to be active members of the KIST community. I can volunteer for school events such as the School Festival and assist with library duties. Furthermore, with my background in IT, I would be happy to share my professional experiences with students during career events if the opportunity arises.”
日本語訳: 「KISTコミュニティの積極的なメンバーになりたいと強く願っています。スクールフェスティバルなどの学校行事でのボランティアや、図書室のお手伝いが可能です。さらに、私のIT分野での経歴を活かし、機会があればキャリアイベント等で生徒たちに職業体験を共有することも喜んでお引き受けします。」
最後に
KISTの願書に向き合う時間は、ご家庭の教育方針や、お子様の将来像を改めて深く見つめ直す貴重な機会でもあります。
求められる基準は決して低くありません。「本当にうちの子に合うだろうか?」「親としてサポートしきれるだろうか?」と不安になることもあるかもしれません。しかし、KISTが求めているのは完璧な親ではなく、「子供の成長のために、学校と手を取り合って努力できる親」です。
世界最高水準の教育環境へ挑戦するこのプロセス自体が、ご家族にとって大きな一歩です。どうか自信を持って、お子様の魅力とご家庭の熱意を書き切ってください。2025年、KISTのキャンパスで新しいスタートが切れることを願っています。
EGCISは、インターナショナルスクール受験に特化した専門塾で、出願書類(Application Form / Essay)のサポート、出願試験対策、面接準備など、生徒の受験を総合的に支援しています。また、生徒だけでなく保護者の方にも寄り添い、出願プロセス全体に関するアドバイスや必要書類の説明、学校選びの相談など、受験期間を通して安心して進められるようサポートを提供しています。インターナショナルスクール受験についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ご注意(必ずお読みください) 本記事で紹介する質問項目や内容は、過去の出題傾向や一般的な情報を基に分析したものです。 実際の願書(Application Form)の質問内容は、年度によって変更される可能性があります。出願の際は、必ず学校から配布される最新の募集要項をご自身でご確認いただけますようお願いいたします。

