Christian Academy in Japanとは?—キリスト教教育 × アメリカ式教育
- egcisjp
- 2月21日
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クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン (CAJ) について

クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(Christian Academy in Japan, CAJ)は、1950年に福音派宣教師の子弟にキリストを中心とした教育を提供するために設立されたK-12(幼稚園から高校3年生まで)の学校です。現在では、宣教師家庭に加え、キリスト教教育を望む一般家庭の子どもたちも受け入れています。CAJは英語を指導言語とし、北米式のカリキュラムを採用しており、約450名の生徒が在籍しています。また、並行教育サービス(Parallel Educational Services)を通じて、日本国内の英語を話すホームスクール生にも支援を提供しており、300名以上の生徒が利用しています。生徒の約35%が宣教師の家庭の子どもで、残りの65%はビジネスや専門職に従事する家庭の子どもです。CAJの生徒は25か国以上の国籍を持ち、多くが二重国籍を有しています。また、1976年から西部学校大学協会(Western Association of Schools and Colleges, WASC)の認定を受けています。
所在地と設備

所在地
クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(CAJ)は、日本の東京都東久留米市新川町1-2-14に位置しています。東久留米市は東京都の西部に位置し、落ち着いた環境の中で教育に適した地域です。都心からのアクセスも比較的良く、静かで安全な住宅街に囲まれたエリアにキャンパスがあります。
設備
CAJのキャンパスは約4エーカー(約16,000㎡)の広さを誇り、最新の教育設備が整っています。主な施設には、370席の講堂、25,000冊以上の蔵書を持つ図書館、450席の体育館、人工芝サッカー場、バスケットコート、テニスコート、プレイグラウンドなどがあり、学業だけでなくスポーツや芸術活動、コミュニティ活動にも活用されています。また、全生徒にノートパソコンやタブレットを提供し、ICT教育を推進。食堂では温かいランチが提供され、生徒の健康的な食生活を支えています。
カリキュラム概要

クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(CAJ)は、キリスト教の価値観に基づいた北米式の教育を提供しています。すべての学年で聖書教育、英語(リテラシー)、数学、科学、社会科、芸術、音楽、体育、テクノロジー教育が統合され、バランスの取れた学習が提供されています。
高校の学習スケジュール(9年生~12年生)
学年ごとに、必修科目と選択科目を組み合わせたカリキュラムが用意されています。
9年生(Grade 9):聖書、体育・健康、英語、数学、生物、外国語、世界史、スタディホール、選択科目1つ
10年生(Grade 10):聖書、体育・健康、英語、数学、外国語、比較政治・日本文化、化学(2025-26年度以降)、スタディホール、選択科目1つ
11年生(Grade 11):聖書、体育・健康、英語(AP英語言語も選択可)、アメリカ史または他の社会科科目、スタディホール、最低2つの選択科目
2029年度以降の生徒は、数学と科学の追加科目を11年生または12年生で履修必須
12年生(Grade 12):聖書、体育・健康、英語(AP英語文学も選択可)、Senior Capstone(卒業研究)、スタディホール、1つ以上の選択科目
Advanced Placement(AP)コース
大学レベルの学習に挑戦できるAPコースも充実しています。
科目:美術、英語、世界言語、数学、科学、社会科
並行教育サービス(Parallel Educational Services)
日本に住む英語を話すホームスクール生向けの教育支援プログラム
課外活動

クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(CAJ)では、学業だけでなく、課外活動を通じた生徒の成長を大切にしています。クラブ活動、ボランティア活動、サマープログラムなど、多彩なプログラムが用意されており、生徒の興味や才能を伸ばし、社会貢献への意識を高める機会が提供されています。
クラブ活動
スポーツクラブ(男子・女子)
| アート・文化系クラブ
|
中等部(Middle School)では、上記のクラブに加え、ハンドベル(Handbells)クラブも提供されています。
ボランティア活動・地域貢献
CAJでは、社会貢献活動やリーダーシップの育成にも力を入れており、生徒は学校内外の活動を通じて奉仕の精神を養います。SCHOOL WITHOUT WALLS (SWOW) のプログラムでは、毎年各学年が1週間、新たな環境でリーダーシップを実践します。具体的には、地域奉仕活動、慈善活動、宣教師家庭支援、学校イベントの企画・運営などに取り組み、学年が上がるにつれてより高度な課題や責任を担うようになります。
サマープログラム
毎年6月から7月にかけて、多彩なサマープログラムを開講しています。生徒は学習や課外活動を継続し、興味のある分野をさらに深めることができます。
学年に応じた特別講座(英語、数学、科学、アートなど)
スポーツプログラム(バスケットボール、陸上など)
ロボティクス・STEMプログラム(プログラミング、デザインなど)
音楽・アートワークショップ(演奏、絵画、演劇など)
サマープログラムは、CAJに在籍していない生徒も参加可能で、幅広い学びの機会を提供しています。
学業成績

AP試験(2024年)
合格率77%(受験者92名、193科目)
主な平均スコア:生物 4.1、化学 4.3、日本語 5.0、英語 3.2、物理1 2.7
注:AP試験の各科目は5点満点で評価され、3点以上が合格と見なされます。
SATスコア(中央値)
2025年度:1100~1400
2024年度:1090~1390
注:SATの満点は1600点で、2023年の米国平均スコアは1028点でした
大学進学実績(2021-2024年)
アメリカ:ハーバード、NYU、UC Davis、ボストン大
日本:東京大学、早稲田、慶應、ICU、上智
カナダ・ヨーロッパ・韓国:UBC、トロント、マンチェスター、延世
CAJは高度なAPカリキュラムと進学指導で、世界各国の大学に進学できる環境を提供しています。
入学手続き
CAJはローリングアドミッション制度を採用し、年間を通じて出願を受け付けています。
出願プロセス
オンライン出願(必要書類:出願フォーム、出生証明書またはパスポート、成績証明書、教師推薦書、牧師推薦書[該当者のみ]、出願料)
審査・テスト(幼稚園・1年生は準備テスト、2年生以上は標準化テスト、非英語母語者は英語試験)
面接(生徒・保護者対象、遠方の場合はオンライン可)
合否通知(通常1~2週間以内にメール・郵送で通知)
出願の推奨期限
4月入学:1月15日まで推奨
5月1日以降の出願:夏季休暇の影響で処理に時間がかかる可能性あり
高校(G9~G12)は卒業要件の確認が必要なため、事前に相談を推奨。学校見学やオープンキャンパスも実施中。
CAJならではの魅力

キリスト教信仰に基づく教育 : CAJはアメリカ式教育とキリスト教信仰を融合したカリキュラムを採用。聖書の学びを通じて道徳的価値観を育み、探求型学習で批判的思考力を養います。
国際的な学習環境 : 生徒は25か国以上の国籍を持ち、多国籍の教師とともに学ぶグローバルな環境。異文化理解を深めながら、英語で学ぶ北米式カリキュラムを提供。
日本国内外の大学進学サポート : CAJの卒業生は世界中の大学に進学。ハーバード、NYU、東京大学、早稲田、ICUなど、幅広い進学実績を誇り、個別の大学受験サポートも充実。
結論
クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(CAJ)は、信仰を基盤とした質の高い教育を提供するインターナショナルスクールです。学問的な挑戦、精神的成長、人格形成を大切にしながら、世界で活躍できるリーダーを育てることを目指しています。
📌 詳細については、CAJの公式ウェブサイトをご覧ください。
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