【超ロングインタビュー】日本人家庭からインター校、IB、そして南カリフォルニア大学(USC)へ!EGCIS教師が語る「インター育ちの進路選択と海外大学受験」のリアル
目次
はじめに
「両親が英語を話せなくても、インターナショナルスクールでやっていけるのだろうか」「IBを履修しながら海外大学を目指すには、どんな準備が必要なのか」——インター校への進学や海外大学受験を考えるご家庭から、こうしたご相談を多くいただきます。
今回は、英語を話さないご両親のもとで2歳からインターナショナルスクールの環境に飛び込み、IBディプロマ・プログラムを経て、現在は南カリフォルニア大学(USC)で会計学を学ぶRaku先生に超ロングインタビューを実施しました。日本人家庭からのインター進学の実際、インター校ならではの学校生活、日米加12校に出願した大学受験、そしてUSCでの充実した大学生活まで、たっぷり伺いました。
この記事の要点(3分でわかるポイント)
- 日本人家庭からのインター進学:英語を話さない両親が「これからの時代に英語は欠かせない」と考え、2歳からインターの環境へ。小学校入学時、学年約60人のうち日本人は5人ほど。
- IBと日米加12校の大学受験:HLはMath AA・Business Management・Economics。アメリカ10校を含む計12校に出願し、USCへ進学。
- 学業と課外活動の両立:USCでは会計学を専攻しながら日本人学生会の会長を務めるなど、課外活動にも全力。
プロフィール

門井樂
- 学術・教育歴:駒沢のインターナショナルプリスクール ➔ 都内のインターナショナルスクール(G1〜G12、IBディプロマ・プログラム履修) ➔ 南カリフォルニア大学(USC)3年生(会計学専攻)
- IB履修科目:HL=Math: Analysis and Approaches/Business Management/Economics、SL=English A: Language and Literature/Japanese A/Biology
- 大学での活動:日本人学生会 会長、日系学生団体(Nikkei Student Union)財務担当、フラタニティ所属
- エグシスとの関わり:高校時代にエグシスで個別指導を受講 ➔ 高校卒業後に講師として着任(現在講師3年目)
1. 日本人家庭から、2歳でインターナショナルスクールの世界へ
——Raku先生の生まれ育ちと、インターナショナルスクールに通うまでの経緯を教えてください。
Raku先生:生まれも育ちも東京です。2歳から駒沢にあるインターナショナルのプリスクールに通い、1年生からは都内のインターナショナルスクールに入学して、12年生で卒業するまでずっと同じ学校で過ごしました。
——当時、学年の中で日本人の割合はどのくらいでしたか?
Raku先生:今はだいぶ変わっていると思いますが、僕が1年生の頃は学年に60人弱いて、日本人は自分を含めて5人ほどでした。日本人はかなりの少数派でしたね。
——日本人のご家庭でありながら、インターナショナルスクールを選ばれた理由は何だったのでしょうか?
Raku先生:当時は小さかったので自分の記憶はあまりないのですが、後から聞いた話では、「これから時代が進んでいく中で、世界に出ていくには英語力が大事だ」と両親が考えていたそうです。子どものうちのほうが言語や物事の吸収力が高いので、小さい頃から英語の環境に入れてくれたんだと思います。
実は、両親は海外に関わる仕事をしていたわけではなく、英語もほとんど話せません。自分たちが話せないからこそ、子どもには話せるようになってほしいという思いがあったのかなと思います。
2. インター校で育って一番良かったこと:「好きなことを一つに絞らなくていい」
——小学校・中学校時代はどのように過ごされていましたか?
Raku先生:小学校の間は、1人の担任の先生と20人ほどのクラスメイトで、1日中、1年中一緒に過ごすスタイルだったので、仲の良い友達がたくさんできました。課外活動も充実していて、小学生の頃から水泳や野球に参加していました。
中学校に上がると、授業ごとに一緒に受けるクラスメイトが変わるので、それまで話したことのなかった同級生とも仲良くなれました。部活動も本格的に始まり、「高校ではこういうことをやるんだよ」という準備期間として、いろいろな経験をさせてもらいました。
——インターナショナルスクールで育って、一番良かったと感じる点は何ですか?
Raku先生:英語が話せるようになったことはもちろんですが、それに加えて「自分の好きなことをたくさんできる環境」だったことです。
日本の中学・高校だと、部活を一つに絞らなければならず、上下関係や規律もしっかりしていると思います。インター校の部活はシーズン制なので、スポーツを一つに限定しなくていいんです。僕自身も野球・バスケットボール・水泳をやっていましたが、シーズンごとに分かれているので、活動が重なることはほとんどありませんでした。
ピアスや髪色も自由で、生徒を縛りつけないカルチャーが自分にはすごく合っていたと思います。
3. IBディプロマ・プログラムと、日米加12校への大学受験
——高校ではIBディプロマ・プログラムを履修されていたそうですね。科目選択を教えてください。
Raku先生:HL(Higher Level)はMath: Analysis and Approaches、Business Management、Economicsの3科目、SL(Standard Level)はEnglish A: Language and Literature、Japanese A、Biologyの3科目でした。
——一番得意だった科目と、苦戦した科目を教えてください。
Raku先生:一番得意だったのはBusiness Managementです。今の大学での専攻もビジネス系なので、そこにつながっていると思います。
一番苦戦したのはEnglishです。英語そのものだけでなく、小説、詩、雑誌、漫画など、あらゆる文章形式に対応できる読解力と、読み取った内容をいかに文章に落とし込めるかが問われます。最終試験はSLでエッセイ2本とオーラル(口頭)のアセスメントが1つ、HLになるとさらにエッセイがもう1本加わります。提出物もエッセイが中心なので、授業でも何度も何度もエッセイの練習をしました。
——2番目に苦戦した科目はありますか?
Raku先生:意外かもしれませんが、日本語(Japanese A)です。やっていることは英語とまったく同じで、それを日本語でやるだけなんです。話すスキル以外の部分で、本や雑誌、詩を深いところまで読み取る力が求められるので、言語に関係なく難しかったですね。
——大学受験では、どの国・どの大学に出願されたのですか?
Raku先生:在籍していた学校では出願できるのが12校までと決まっていたので、日本・アメリカ・カナダの合計12校に出願しました。カナダはトロント大学、日本は早稲田大学政治経済学部、残りの10校がアメリカです。
アメリカは、全米屈指のビジネススクールであるウォートン校を擁するペンシルベニア大学が第一志望で、そのほかに今通っている南カリフォルニア大学(USC)、ニューヨーク大学、ミシガン大学、ボストン・カレッジ、ボストン大学、シアトルのワシントン大学、インディアナ大学、フォーダム大学、テキサス大学オースティン校などを受験しました。
——出願で難しかった点はありますか?
Raku先生:大学に進むなら、いわゆるレベルの高い大学に行きたいと考えていたので、難関校を中心に出願しました。アメリカの大学はCommon Application(共通出願システム)を使って出願しますが、大学ごとに異なるエッセイを書き、それぞれ違う出願書類を出さなければなりません。どこか1校が突出して大変だったというより、1校1校にしっかり向き合う必要がありました。
4. USCでの今:会計学の専攻と、日本人コミュニティのリーダーとして
——現在の大学生活について教えてください。
Raku先生:ロサンゼルスにある南カリフォルニア大学の3年生です。もともとはBusiness Administration(経営学)専攻でしたが、今年から会計・財務に特化したAccounting(会計学)専攻に変更しました。残りの大学生活で、この専攻を修めていく予定です。
——授業以外では、どのような活動をされていますか?
Raku先生:一番大きいのは、今年から日本人学生会の会長を務めていることです。日本の文化などを通して「日本はこういうところだよ」と多くの人に広めながら、USCの日本人コミュニティを育てていく活動をしています。
ほかにも、日系の学生団体であるNikkei Student Unionで財務を担当していて、クラブの財務状況やお金の管理を任されています。さらに、フラタニティ(会員制の社交クラブ)にも所属していて、ビジネスのネットワーキングや面接、キャリアフェアでの振る舞い方など、ビジネスの作法を学んでいます。
——とてもお忙しそうですが、時間の配分はどのくらいですか?
Raku先生:これまでは、授業が20%、クラブ活動が50%、プライベートが30%くらいでした。今年からは専攻に特化した難しい授業が増えてくるので、授業40%、クラブ活動40%、プライベート20%くらいになるかなと思っています。
5. 勉強・課外活動・大学受験を両立できた原動力
——高校時代、IBの勉強と課外活動、大学受験をすべてバランスよくこなすのは大変だったと思います。やり切れた原動力は何だったのでしょうか?
Raku先生:一つは、エグシスで個別指導を受けていたことが大きな助けになりました。レッスンの中で「この課題はいつまでにここまでやる」「次のレッスンまでにこれを調べて復習しよう」と計画を立てていたので、何事もギリギリに終わらせることがほとんどありませんでした。そうしたサポートがあったからこそ、いろいろな課外活動の時間もしっかり確保できたと思います。
そしてもう一つは、「行きたい大学に入りたい」という思いです。これが大きなモチベーションになりました。
インタビューを終えて(編集後記)
ご両親が英語を話さないご家庭でも、早い段階から英語環境に身を置くことで、お子様の可能性は大きく広がります。一方で、IBと課外活動、海外大学受験を両立するには、計画的な学習管理と、つまずいたときにすぐ相談できる環境が欠かせません。
EGCIS(エグシス)では、日々の学校の課題・テスト対策をはじめ、IB(国際バカロレア)の科目指導、国内外の大学受験指導、エッセイのサポートまで、インターナショナルスクールに精通した講師陣が一人ひとりに合わせて個別にサポートしています。お子様の進路や学習についてお悩みのご家庭は、ぜひお気軽にご相談ください。
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