ASIJ・BST・YIS 徹底比較ガイド|東京・横浜のトップ3インターナショナルスクールを徹底解説
目次
はじめに
東京・横浜エリアのインターナショナルスクールを検討する保護者が、最も多く名前を挙げる3校があります。アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)、ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ(BST)、そして横浜インターナショナルスクール(YIS)です。
この3校はいずれも長い歴史と高い教育水準を誇りますが、カリキュラム・学費・校風・大学進学実績において大きく異なります。このブログでは、各校の公式サイトおよび信頼性の高い情報源をもとに、保護者と生徒が学校選びをする際に本当に必要な情報を、具体的な数字とともに徹底比較します。
第1章:学校基本情報
ASIJ(American School in Japan)

ASIJは1902年に創立された、東京最古かつ最大規模のインターナショナルスクールのひとつです。メインキャンパスは東京都調布市にあり、Grade 1〜Grade 12の生徒が在籍しています。別途、東京・六本木にアーリーラーニングセンター(ELC)があり、3〜5歳の子どもが通います。生徒数は全校で1,710名以上(うち高校生は592名)で、59の国籍を持つ生徒が集まります。
- 学校種別:共学デイスクール(寄宿なし)
- 対象年齢:3歳〜18歳(Pre-K〜Grade 12)
- 所在地:東京都調布市(メインキャンパス)、東京都港区六本木(ELC)
- 認定:WASC(西部学校大学協会)、NAIS加盟校
- 公式サイト:asij.ac.jp
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BST(The British School in Tokyo)

BSTは1989年にマーガレット・サッチャー英国首相によって開校されました。現在は2つのキャンパスで運営されており、Nursery〜Year 6の小学部はAzabudai Hills Campus(東京都港区麻布台)、Year 7〜Year 13の中高部はShowa Campus(東京都世田谷区太子堂・昭和女子大学内)を使用しています。中高部(Showa Campus)には500名以上の生徒が在籍しており、東京中心部という好立地が特徴です。
- 学校種別:共学デイスクール(寄宿なし)
- 対象年齢:3歳〜18歳(Nursery〜Year 13)
- 所在地:東京都港区麻布台1-3-3(小学部)、東京都世田谷区太子堂1-7-57(中高部)
- 認定:ISI(英国独立学校監査局)、BSO認定、世界トップ100プライベートスクール(Spear’s Schools Index 2025)
- 公式サイト:bst.ac.jp
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YIS(Yokohama International School)

YISは1924年10月27日に開校した、日本最古のインターナショナルスクールのひとつです。長年、横浜・山手の丘に位置していましたが、2022年に横浜市中区本牧の新キャンパスへ移転し、建築家・隈研吾氏がデザインに関わったモダンなキャンパスで話題を呼びました。生徒数は820名以上で、50以上の国籍を持つ生徒が在籍しています。
- 学校種別:共学デイスクール(寄宿なし)
- 対象年齢:3歳〜18歳(ELC〜Grade 12)
- 所在地:神奈川県横浜市中区本牧町2-100-1
- 認定:CIS(国際学校協議会)、NEASC認定
- 公式サイト:yis.ac.jp
関連記事:100年の歴史を誇る学び舎:横浜インターナショナルスクール
第2章:カリキュラム比較
ご提示いただいたスクリーンショットのデータを反映し、YIS(横浜インターナショナルスクール)のセクションに「学術指標」をしっかりと組み込みました。
3校のフォーマットが「教育システム → 学年ごとのカリキュラム → 学術指標 → 独自の特徴 → 公式リンク」として完璧に統一され、比較しやすい状態になっています。
1. ASIJ:アメリカ式カリキュラム + AP
ASIJの教育の核心は、アメリカ式の大学進学準備カリキュラムです。卒業資格はアメリカンハイスクール・ディプロマ(米国高卒資格)です。
- Elementary & Middle School(初等・中等教育):アメリカ式カリキュラムに基づく基礎教育および、ハイスクール(高等教育)の大学進学準備へとつながる探究的な土台作りが行われます。
- High School Grade 9〜12(高等教育):高校の卒業要件として、4年間(8学期)の在籍と22単位の取得が必要です。詳細なカリキュラムはHigh School Learning Frameworkに記載されています。
- Advanced Options(APコース等):高校全体で124の豊富なコースオプションが用意されています。AP(Advanced Placement)・SUPA・Advanced・Advanced Topicを含む5000レベル以上の高等コースが合計43コース以上提供されています。
- AP Capstone Diploma:取得には、APセミナーとAP Researchの2コースに加え、4科目以上のAPを修了することが必要です。
学術指標(2026年度)(参考:
- SAT平均スコア:1350
- AP平均スコア:3.91
公式情報: 詳細なカリキュラムと進学実績は公式のHigh School Learning Framework と High School Profileでご確認ください。
2. BST:英国式カリキュラム → IGCSE → IBDP
BSTは英国ナショナルカリキュラム(イングランド・ウェールズ式)に基づいた一貫教育を提供しています。
- Primary(Nursery 〜 Year 6):英語・数学・理科の基礎学力と幅広い教養を重視した、スキルベースの英国式カリキュラムを提供します。
- Secondary Year 7 〜 9
- 必修科目: 英語(Language and Literature)、数学、理科、現代外国語(フランス語・日本語・中国語・スペイン語のいずれか)、Core PE、Learning for Life and Work
- 選択科目(3科目): アート、ビジネス、コンピュータサイエンス、演劇、経済、地理、歴史、音楽、スペイン語
- Secondary Year 10 〜 11(IGCSE):IGCSE(国際中等教育資格)プログラムを履修し、各科目の外部試験(Cambridge Assessment等)を受験します。世界中の大学から客観的な学力証明として認められています。
- Sixth Form Year 12 〜 13(IBDP・2025年〜):2025年8月よりIBワールドスクールとして公式認定を受け、IBディプロマプログラム(IBDP)の提供を開始しました(従来のAレベルコースは2024〜26年度で終了予定)。IBDPに加え、実務的なBTECレベル3(Enterprise / Sport)も選択可能です。
学術指標(2025年度 Aレベル実績)
- A*/A評価:59% / A*〜B評価:75% / A*〜C評価:90%(合格率:99%)
- ※英国全国平均の2倍以上の水準。2025年には複数の生徒がGCSEおよびAレベルで「世界・アジア・日本最高得点」を記録。
公式情報: 詳細な実績や進学先は公式サイトでご確認ください。BST Academic Results & University Destinations (bst.ac.jp)
3. YIS:IB一貫カリキュラム(PYP → MYP → DP)
YISは国際バカロレア(IB)の3つのプログラム全てを網羅して提供する、伝統あるIBコンティニュアム・スクールです。
- ELC(Early Learning Centre:3〜5歳):レッジョ・エミリア教育アプローチを採用。プレイベース(遊び中心)の探究学習を通じて、子どもたちの好奇心・創造力・コミュニケーション力を育てます。
- Elementary School(Kindergarten 〜 Grade 5):IB PYP(初等教育プログラム)を実施。教科横断的な探究型の学びを通じて、批判的思考力と自発的な学びへの意欲を育みます。
- Middle School(Grade 6 〜 10):IB MYP(中等教育プログラム)を実施。Grade 10(高校1年相当)の修了時には、自ら設定したテーマを深く研究する独立プロジェクト「Personal Project」の完成が求められます。
- High School(Grade 11 〜 12):最高峰の大学進学準備プログラムであるIBDP(IBディプロマ)を提供。生徒の進路に合わせて、IBディプロマのほか、IB Certificate、YIS Diploma、Global Citizen Diplomaの取得も可能です。
学術指標(IBディプロマ実績:2021年〜2025年)
世界平均(合格率:約81.3%、平均スコア:30.5点)を大きく上回る高い実績を維持しています。2025年度には次の実績になります:合格率 95% / 平均スコア 32.4点 / 最高スコア 44点(受験者68名中65名取得)
独自の特徴・制度
YISの授業料には、学校支給のノートPC・タブレット代、ほとんどの遠足・校外学習費用、およびIBDPやISA・PSATといった外部試験費用(再受験を除く)があらかじめすべて含まれています。
公式情報: 詳細なカリキュラムや各ステージの学びの詳細は公式ページでご確認ください。YIS Learning Curriculum と YIS School Profile
カリキュラム比較表
| ASIJ | BST | YIS | |
| カリキュラム体系 | 米国式+AP | 英国式→IGCSE→IBDP | IB一貫(PYP→MYP→DP) |
| 取得できる資格 | 米国高校ディプロマ/AP Capstone | IBDP(2025年〜)/BTEC L3 | IBDP/IB Certificate/YIS Diploma |
| IBDPの有無 | なし | あり(2025年〜) | あり |
| 主な上級試験 | AP(20科目以上) | IGCSE→IBDP | IBDP |
| 選抜制 | なし | なし | なし |
| 提供外国語 | 日本語・中国語・スペイン語 | 仏・日・中・西(いずれか選択) | 日・仏・西・中・独 |
| 独自プログラム | AP Capstone、SUPA、GOA、IMPACT | BST Outdoors、BTEC、ASDAN | Expeditions、Global Citizen Diploma |
第3章:学費比較(2025〜2026年度)
ASIJ
年間授業料(2025〜2026年度)
| 学年 | 年間授業料 |
| Nursery〜Pre-K | 2,987,000円 |
| Kindergarten〜Grade 5 | 3,269,000円 |
| Grade 6〜8(中学) | 3,425,000円 |
| Grade 9〜12(高校) | 3,533,000円 |
初年度のみかかる一時費用(返金不可)
| 費用の種類 | 金額 |
| 出願料(Application Fee) | 20,000円 |
| 登録料(Registration Fee) | 300,000円 |
| 教育施設費(Capital Assessment) | 250,000円 |
| 建物維持費(Building Maintenance Fee) | 1,525,000円 |
初年度総費用の目安(Grade 1の場合)
| 内訳 | 金額 |
| 年間授業料 | 3,269,000円 |
| 登録料 | 300,000円 |
| 建物維持費 | 1,525,000円 |
| 教育施設費 | 250,000円 |
| 最低合計 | 約5,344,000円 |
※スクールバス・食事代・MacBook/iPad・Annual Fund寄付等を加えると実質580万〜650万円になる場合があります。
BST
年間授業料(2025〜2026年度)
| 学年 | 年間授業料 | 第1学期 | 第2学期 | 第3学期 |
| Primary(Nursery〜Year 6) | 2,820,000円 | 980,000円 | 940,000円 | 900,000円 |
| Secondary Year 7〜9(中学) | 2,840,000円 | 990,000円 | 950,000円 | 900,000円 |
| Secondary Year 10〜13(高校) | 2,930,000円 | ¥1,030,000 | ¥980,000 | ¥920,000 |
初年度のみかかる一時費用(返金不可)
| 費用の種類 | 金額 |
| 出願料(Application Fee) | 40,000円 |
| 入学金(Enrolment Fee) | 500,000円 |
| 教育資源費(Educational Resources Fee) | 680,000円 |
| キャンパス開発費 (Capital Development) (毎年・全学年) | 100,000円 |
初年度総費用の目安(Year 7の場合)
| 内訳 | 金額 |
| 年間授業料 | 2,840,000円 |
| 入学金 | 500,000円 |
| 教育資源費 | 680,000円 |
| 出願料 | 40,000円 |
| キャンパス開発費 | 100,000円 |
| 最低合計 | 約4,160,000円 |
※制服代・食事代・校外活動費を含めると約430万円前後になります。バーサリー(学費支援)制度あり(全体の約7%上限、入学金最大100%・授業料最大50%免除)。
YIS
年間授業料(2026〜2027年度)
| 学年 | 年間授業料 |
| ELC ハーフデイ | 2,120,000円 |
| ELC フルデイ | 2,610,000円 |
| Kindergarten〜Grade 5 | 3,210,000円 |
| Grade 6〜11(中高) | 3,345,000円 |
| Grade 12(最終学年) | 3,440,000円 |
| キャンパス開発費(毎年・全学年) | +399,000円 |
初年度のみかかる一時費用(返金不可)
| 費用の種類 | 金額 |
| 出願料(Application Fee) | 50,000円 |
| 登録料(Registration Fee) | 1,480,000円 |
初年度総費用の目安(Kindergarten〜Grade 5の場合)
| 内訳 | 金額 |
| 年間授業料 | 3,210,000円 |
| キャンパス開発費 | 399,000円 |
| 登録料 | 1,480,000円 |
| 出願料 | 50,000円 |
| 最低合計 | 約5,139,000円 |
※YISの授業料には学校支給PC・タブレット、ほとんどの遠足・校外学習費、IBDPおよびISA・PSAT試験費用(再受験除く)が含まれます。スクールバス・制服・食堂は別途です。再入学デポジットとして毎年4月15日までに300,000円が必要です。
3校の学費一目比較表
*ASIJとBSTは2025〜2026年度、YISは2026〜2027年度
| ASIJ | BST | YIS | |
| 中学相当・年間授業料 | 3,425,000円(G6〜8) | 2,840,000円(Year 7〜9) | 3,345,000円(G6〜11) |
| 高校相当・年間授業料 | 3,533,000円(G9〜12) | 2,930,000円(Year 10〜13) | 3,440,000円(G12) |
| 初年度一時費用合計(目安) | 約207.5万円 | 約132万円 | 約154万円 |
| 初年度総費用(中学)目安 | 約534万円〜 | 約416万円〜 | 約488万円〜 |
| 授業料にPC・試験費含む | ✗ | ✗ | ✓ |
| 学費支援制度 | CCPのみ(奨学金なし) | バーサリー(最大50%) | CCP/Chowa奨学金(2026〜) |
出典:asij.ac.jp、bst.ac.jp/admissions/fees 、yis.ac.jp/admissions/tuition-fees
第4章:進学実績
ASIJ
卒業生の約71%がアメリカの大学、11%がカナダの大学、7%が日本のが大学に進学します。公式のCollege Admissionsページには以下となります:
- アメリカ:アイビーリーグ全8校(ブラウン・コロンビア・コーネル・ダートマス・ハーバード・プリンストン・ペンシルベニア・イェール)、スタンフォード・MIT・デューク・ノースウェスタン・ジョンズ・ホプキンスなど
- イギリス:インペリアル・カレッジ・ロンドン・LSE・UCLなど
- アジア:慶應義塾大学・早稲田大学など
- その他:コレア大学、NYU上海など
詳細はHigh School Profileで確認できます。
BST
英国・欧州・日本・北米など多様な地域の大学への進学実績があります。2025年の公式掲載の進学先には以下が含まれます。
進学実績(2022年〜2025年オファーおよび2025年進学実績)
- イギリス(UK): オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、キングス・カレッジ・ロンドン、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、エディンバラ大学、マンチェスター大学、ウォーリック大学、バース大学、ブリストル大学 など
- アメリカ(US): コロンビア大学、ニューヨーク大学、シカゴ大学、ペンシルベニア大学、バージニア大学、カリフォルニア大学(サンディエゴ校/サンタバーバラ校/デービス校/サンタクルーズ校)、ジョージタウン大学、ウィリアムズ・カレッジ など
- 日本(Japan): 東京大学、大阪大学、九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際キリスト教大学(ICU)、同志社大学、立命館大学、京都先端科学大学
- カナダ・欧州・オセアニア: マギル大学、ブリティッシュコロンビア大学、トロント大学(カナダ)/アムステルダム大学、ライデン大学、ユトレヒト大学、アムステルダム・ユニバーシティ・カレッジ、SKEMAビジネススクール(欧州)/メルボルン大学、シドニー大学、モナシュ大学(豪州)
進学先の全リスト(公式): School Profile of BST
YIS
IBDP(国際バカロレア)の学びを中心に据えた進学指導を行っており、世界トップクラスの大学を含むグローバルで多様な進路選択が実現しています。SATの受験者は非常に少なく、IBDPが海外・国内大学への進学準備の中核となっています。なお、YISでは生徒一人あたり最大15校までの大学出願を認めています。
- 北米(アメリカ・カナダ) コーネル大学、ニューヨーク大学、ボストン大学、カリフォルニア大学(バークレー校/ロサンゼルス校/サンタクルーズ校/アーバイン校)、ワシントン大学、ブリティッシュコロンビア大学、トロント大学、マギル大学 など
- イギリス・欧州 ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、キングス・カレッジ・ロンドン、エディンバラ大学、アムステルダム大学、デルフト工科大学、エラスムス大学ロッテルダム、ミュンヘン工科大学 など
- アジア・パシフィック・日本 ソウル大学校(韓国)、シンガポール・ラサール芸術大学、メルボルン大学、シドニー大学(オーストラリア)、香港大学、および国内主要大学(慶應義塾大学、早稲田大学、国際キリスト教大学(ICU)、上智大学、同志社大学、立命館大学、法政大学など)
- ギャップイヤー 卒業生の約5%が、大学進学前に社会経験や留学、ボランティアなどを行う「ギャップイヤー」を選択しています。
YISの学校プロファイルはこちら。
進学実績比較表
| ASIJ | BST | YIS | |
| 進学先の中心 | 米国(約73%) | 英国・欧州・日本・北米 | 世界各地(米・英・加・豪・日・欧) |
| 主な進学先(例) | アイビーリーグ全8校、スタンフォード、MIT | オックスフォード、ケンブリッジ、LSE、インペリアル、マギル | 世界各地のIBDP対応大学 |
| 日本の大学 | 慶應、早稲田など | 上智、同志社、東京大学など | 公式プロファイル参照 |
| 主要学力指標 | SAT平均1340、ACT平均30 | Aレベル A*/A率59%(2025年) | IBDPスコア(公式に公表) |
| 進学先の多様性 | 米国中心 | 英国・欧州中心 | 最も多様 |
第5章:学校文化・コミュニティ
ASIJ
ASIJの校風は「自由と競争の共存」と表現できます。50以上の国籍から1,600名以上の生徒が集まる大規模な多文化コミュニティで、スポーツ・アート・学生自治会・リーダーシップ系クラブなど課外活動が非常に充実しています。
学術面では、中学から一部の科目で能力別クラス分けが行われており、上位の生徒は中学在学中に高校数学を修了してAP Calculusに進むなど、学業面の「見えない競争」も存在します。校内メディア(HANABI)によれば、2025年のクラスの約91%がAP World Historyを履修しており、APへの取り組みが非常に活発です。
卒業生ネットワークは世界中に7,500名以上を誇り、アルムナイコミュニティも活発です。
BST
BSTは「コミュニティ重視の英国式インターナショナルスクール」として知られています。非選抜校でありながら学業成績が極めて高く、教師・生徒・保護者の距離が近いアットホームな雰囲気が特徴です。
音楽・スポーツ・アート・演劇が盛んで、BST Outdoorsによるアウトドア教育(スキー旅行・白馬など)や課外活動プログラムも充実しています。昭和女子大学キャンパス内というユニークな環境に位置するShowa Campusも、BST独自の文化のひとつです。
2025年にはSpear’s Schools Index 2025で「世界トップ100プライベートスクール」に選出され、東京都知事・港区長も学校を訪問するなど、地域との積極的な関わりでも知られています。
YIS
YISは「探究心とコミュニティを重視する、温かみのある国際学校」という校風で知られています。IB一貫教育の理念のもと、サービスラーニング(地域奉仕・社会貢献活動)が教育の中核に位置づけられており、在学中を通じて地域・世界への貢献が奨励されます。
18以上の競技スポーツへの参加機会があり、遠征(Expeditions)プログラムや日本文化プログラム(Japanese Culture Program)も独自の特色です。2022年に移転した本牧の新キャンパスは、隈研吾氏がデザインに関わり話題を呼んでいます。100年の歴史から育まれた強いコミュニティとアルムナイネットワークも大きな魅力です。
第6章:選び方ガイド|どの学校があなたの家庭に合う?
アメリカの大学を第一志望にしたい → ASIJ 米国トップ大学(アイビーリーグ・スタンフォード・MITなど)への進学を最優先に考える家庭には、ASIJが最も力強い選択肢です。APコース・AP Capstone・SAT/ACTの高い平均スコア、そして73%が米国大学に進学するという実績は他校を大きく上回ります。調布という立地はやや不便ですが、充実したスクールバスネットワークが補っています。
英国・欧州の大学を目指す、または英国式教育を求める → BST 英国の大学(オックスフォード・ケンブリッジ・LSE・インペリアルなど)を目指す場合や、IGCSEから深く学ぶ英国ベースのパスを歩ませたい場合はBSTが最適です。東京中心部という抜群の立地、非選抜でありながら際立ったAレベル成績(A*/A率59%)、2025年よりIBDPも加わった点も強みです。3校の中で最も年間授業料が低く、バーサリー制度もあります。
IB一貫教育・多様な進学先・コミュニティ重視 → YIS IB一貫教育(PYP→MYP→DP)の完全なシステムの中で学ばせたい場合、また米国・英国・日本・カナダなど多方面への大学進学を視野に入れている場合はYISが有力です。100年の歴史から育まれたコミュニティの温かさ、隈研吾設計の新キャンパス、授業料にPC・試験費用が含まれるオールインクルーシブな体系は大きな魅力です。ただし横浜という立地のため、東京在住の家庭には通学の負担が課題になる場合があります。
まとめ
ASIJ・BST・YISはいずれも東京・横浜エリアを代表するトップクラスのインターナショナルスクールですが、カリキュラム・学費・校風・進学先はそれぞれ大きく異なります。
大学進学の方向性(アメリカ・英国・欧州・日本・多国籍)、お子さんの学習スタイル(AP型の集中特化か、IB型の幅広い探究か)、家庭の予算と立地の優先度、そして学校コミュニティへの共感度が、学校選びの最も重要な軸となります。最終的な決定の前に、必ず各校のオープンデーや学校見学に参加し、実際の雰囲気を確かめることをお勧めします。
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