カナディアン・インターナショナルスクール(CIS Tokyo)徹底解説|概要・カリキュラム・学費まで完全ガイド
目次
はじめに
カナディアン・インターナショナルスクール(Canadian International School Tokyo、以下CIS Tokyo)は、東京都品川区北品川と目黒区中目黒にキャンパスを持つインターナショナルスクールです。1999年に創立され、カナダ・プリンスエドワードアイランド州(PEI)のカリキュラムを軸に、キンダーガーテンからグレード12までの一貫教育を英語で行っています。初等部では国際バカロレア(IB)の初等教育プログラム(PYP)を、高等部ではアドバンスト・プレイスメント(AP)を取り入れている点が特徴です。
本記事では、CIS Tokyoのカリキュラム、入学案内、学費、キャンパスに至るまで、公式サイト(cisjapan.net)の情報をもとに詳しく解説します。
学校概要
| 項目 | 内容 |
| 学校名 | カナディアン・インターナショナルスクール(Canadian International School Tokyo/CIS Tokyo) |
| 創立 | 1999年 |
| カリキュラム | カナダ・プリンスエドワードアイランド州(PEI)カリキュラム、IB PYP(初等部)、AP(高等部) |
| 対象学年 | キンダーガーテン〜グレード12 |
| 定員 | 520名(キンダーガーテン40名、エレメンタリー260名、ジュニアハイ120名、シニアハイ100名。東京都の国際学校情報サイトによる) |
| 学年暦 | 9月始まり(4月入学向けのプログラムもあり) |
| 卒業資格 | PEI州教育省とCIS Tokyoによるカナダの高校卒業資格(ディプロマ) |
| 認定・加盟 | PEI州教育省、WASC、IB(PYP)、JCIS、EARCOS、TAIP |
| 日本での位置づけ | 学校公式サイトによると、CIS Tokyoの高校卒業は日本の大学への出願資格として文部科学省に認められています |
| キャンパス | 大崎本部・キンダーガーテン(品川区北品川5-8-20)、大崎高校キャンパス(品川区北品川5-7-13)、中目黒エレメンタリーキャンパス(目黒区中目黒1-6-1) |
| 電話 | 03-5793-1392 |
カリキュラム
CIS Tokyoでは、カナダ・PEI州のカリキュラムと国際的な教育基準を組み合わせた教育を行っています。PEI州の担当者による定期的な視察を受けており、すべての学年でPEI州のカリキュラムガイドが学習内容の基礎となっています。
キンダーガーテン(4・5歳)
- 学びのスタイル:豊かな環境の中で「遊びながら学ぶ」ことを重視し、社会性・学力・身体面の発達を育みます
- 主な学習内容:英語(Language Arts)、算数、理科、社会、音楽、図工、体育
- 指導方法:ラーニングセンター、探究型の活動、一斉指導を組み合わせています
- 少人数クラス:教員と接する時間が長く、一人ひとりに合わせた指導が受けられます
- 英語の習得:日常の具体的な体験を通じて、自然に英語を身につけていきます
エレメンタリー(グレード1〜5):IB PYP
- CIS Tokyoは2009年にIB PYPの正式認定を受けています
- PEI州のカリキュラムガイドで「知識」を学び、PYPの枠組みで概念・スキル・態度・行動を育てる構成です
- キンダーガーテンからグレード5までは、毎年6つの教科横断的な探究ユニットに取り組みます
- グレード5では、PYPの集大成として「エキシビション」に取り組み、世界的な課題について調べ、行動につなげます
- 主な教科:英語、日本語、算数、理科、社会、図工、音楽、テクノロジー、体育・保健
ジュニアハイ(グレード6〜8)
- 主な教科:英語、日本語、数学、理科、社会、保健、図工、音楽、コーディング、体育
- 英語:詩・短編小説・長編小説・エッセイなどを読み、話す・聞く・読む・書く・表現する力を総合的に伸ばします
- 学習姿勢:他の生徒との比較よりも、自己理解や内発的な動機づけを重視しています
- 課外活動:グループ活動や課外活動を通して、リーダーシップと責任感を育てます
シニアハイ(グレード9〜12):PEIディプロマとAP
- 卒業資格:PEI州教育省とCIS Tokyoによるカナダの高校卒業資格(カナダ全州で認められるとされています)
- 卒業要件:20単位の取得(1単位は110〜120時間の授業、合格点は50%)
- 必修単位の内訳:グレード12レベル5単位、数学2、理科2、社会2(うちカナダに関する内容1)、英語3(うち600レベル1)、Innovation/Creativity 1、Career Exploration and Opportunity 1、体育(PE 401A)1
- AP(Advanced Program):Calculus AB、English、World History、Chemistry、Physics Bの5科目が認定されています。その他の科目も、適性に応じて学習サポートが受けられます
- AP試験:グレード11・12で春に受験でき、北米の多くの大学で単位認定や上位クラスへの配置の対象になります
- 日本語:コア科目・選択科目として日本語が設けられています
英語サポート(English Language Support Program)
- CIS Tokyoには独立したESLクラスはなく、生年月日に基づいて通常クラスに配置されます
- グレード1・2の生徒には、9月〜6月の期間中、週1〜2コマの少人数サポートがあります
- 4月入学の生徒向けに、4月〜6月の3か月間のサポートプログラム(April Intake Program/English Immersion Program)が用意されています
- グレード9〜12では語学サポートは提供されません
主な進学先(2020〜2025年)
- 日本:東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学(ICU)、立命館大学、立教大学、テンプル大学ジャパンキャンパスなど
- カナダ:ブリティッシュコロンビア大学、トロント大学、マギル大学、ウォータールー大学など
- アメリカ:ニューヨーク大学、UCLA、ミシガン大学など
- イギリス:オックスフォード大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、LSEなど
- その他:メルボルン大学、シドニー大学、延世大学、国立台湾大学など
入学案内
CIS Tokyoの2026-27年度入学には決まった出願期間はなく、各学年の空き状況に応じて通年で出願を受け付けています。学年は12月31日時点の年齢で決まります(英語力、在籍校の成績、保護者の英語力などに応じて、校長の判断で例外が認められる場合があります)。
出願の流れ
- STEP1:学年別のAdmission Procedure(PDF)を確認し、出願書類(入学願書、健康記録、教員推薦書、出願料の書類)をアドミッションズオフィスに提出
- STEP2:学年に応じた選考(面接、またはMAPテスト・エッセイ・面接)を受ける
- STEP3:合格の場合、メールと郵送で合格通知・登録案内・請求書が届く
- STEP4:入学金(Registration Fee)を支払い、席を確保
- STEP5:登録確定後、授業料などを支払う
学年別の選考方法
- キンダーガーテン:KG教員または管理職による保護者・本人との面接。話す英語、数字・文字・色・形の認識、自分の名前を書けるかなどを確認します。流暢である必要はありませんが、英語で学ぶ意欲が求められます
- エレメンタリー(グレード1〜5):MAPテスト(英語・算数)、英語での短いエッセイ、管理職による保護者・本人との面接。先生や友達と英語でコミュニケーションでき、学年相当に近い読解力が求められます
- ジュニアハイ(グレード6〜8):授業についていき、ディスカッションや質問ができ、学年相当の英文を自力で読める英語力が求められます
- シニアハイ(グレード9〜12):英語の会話・作文ともにほぼネイティブに近い力が求められます。グレード12では、PEI州教育省の英語要件を満たすことが卒業の条件です
保護者の英語力について
少なくとも保護者のどちらか一方が、英語で教員と問題なくコミュニケーションを取れることが求められます。また、学校からの電子連絡を常に確認できることも条件とされています。
なお、公式サイトの入学ページには、日本国籍の生徒の受け入れに関する特別な記載はありません。詳細は学校に直接ご確認ください。
学費(2026-27年度)
CIS Tokyo公式サイトに掲載されている2026-27年度(2026年9月〜2027年6月)の学費は以下の通りです(日本円、税込・税別の記載はありません)。
新入生のみに発生する一時金(返金不可)
| 項目 | 金額 |
| 入学金(Registration Fee) | 300,000円 |
| 施設拡充費(Building Development Fee) | 600,000円 |
| 合計 | 900,000円 |
学年別・年間学費
| 学年 | 授業料 | 施設維持費 | 年間合計 |
| キンダーガーテン(K4・K5) | 2,350,000円 | 250,000円 | 2,600,000円 |
| グレード1〜5 | 2,650,000円 | 250,000円 | 2,900,000円 |
| グレード6〜8 | 2,800,000円 | 250,000円 | 3,050,000円 |
| グレード9〜12 | 2,900,000円 | 250,000円 | 3,150,000円 |
支払い方法・注意事項
- 年間学費は一括払いが原則です(在校生は2026年6月10日まで)
- 2回の分割払いも可能ですが、手数料として35,000円がかかります
- 兄弟姉妹割引があります(詳細は学校事務局へ問い合わせ)
- 退学する場合は、退学日の1か月前までに届け出が必要です(遅れた場合は手数料がかかることがあります)
- K5・グレード1を対象とした「EIC」の授業料は問い合わせ制です
- 出願料、スクールバス、昼食などの費用は公式サイトの学費ページに金額の記載がないため、学校にご確認ください
キャンパスと学校生活
3つのキャンパス
CIS Tokyoは、学年ごとに3つのキャンパスに分かれています。
- 大崎本部・キンダーガーテン:品川区北品川5-8-20。JR大崎駅からのアクセスマップが公式サイトに掲載されています
- 大崎高校キャンパス(ジュニアハイ・シニアハイ):品川区北品川5-7-13
- 中目黒キャンパス(エレメンタリー):〒153-0061 目黒区中目黒1-6-1。東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」駅から徒歩7分
学校生活
- サマースクール:主にCIS生を対象に英語力を強化する3週間のセッション(Session A)と、CIS生以外も参加できる2週間のセッション(Session B)が開かれます(2026年はSession Aが6月29日〜7月17日、Session Bが7月20日〜31日)
- アート・音楽・体育:音楽、図工、体育は学業面・人間的成長の両面で重要なものとして位置づけられています
- 課外活動:ジュニアハイ以降は、グループ活動や課外活動を通してリーダーシップを育む機会が設けられています
- 多様な環境:カナダのカリキュラムと国際的な教育を組み合わせ、多様でインクルーシブな学校文化を掲げています
まとめ
カナディアン・インターナショナルスクール(CIS Tokyo)は、品川区北品川と目黒区中目黒にキャンパスを持ち、カナダ・PEI州のカリキュラムを軸に、初等部のIB PYP、高等部のAPを組み合わせた教育を行うインターナショナルスクールです。卒業時にはカナダの高校卒業資格が取得でき、国内外の大学への進学実績があります。通年で出願を受け付けている一方、学年が上がるほど高い英語力が求められ、保護者の英語力も入学条件の一つとなっている点に注意が必要です。
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※アイキャッチ画像:写真 Abasaa / Wikimedia Commons(パブリックドメイン、2014年撮影)
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各校の公式サイトをご確認ください。

