KAインターナショナルスクール(KAIS)徹底解説|概要・カリキュラム・学費まで完全ガイド
目次
はじめに
東京都目黒区と品川区にキャンパスを構えるKAインターナショナルスクール(KA International School、以下KAIS)は、2006年に創立されたアメリカ式カリキュラムのインターナショナルスクールです。Pre-K(3歳)からGrade 12(高校3年生相当)までを対象とし、少人数制による一人ひとりに合わせた学びを特色としています。
国際的な認定機関であるCIS(Council of International Schools)の認定校であり、2025年には日本で初めて「Visible Learning(ビジブル・ラーニング)認定校」となりました。高校ではAP(アドバンスト・プレイスメント)やオナーズクラスを提供しており、卒業生は国内外の大学へ進学しています。
本記事では、KAISのカリキュラム、入学案内、学費、キャンパスに至るまで、公式サイト(kainternationalschool.com)の情報をもとに詳しく解説します。
学校概要
| 項目 | 内容 |
| 学校名 | KAインターナショナルスクール(KA International School/KAIS) |
| 創立 | 2006年 |
| 運営 | Global KA Holdings株式会社(2025年5月から運営。帰国子女アカデミーなどを展開するグループ) |
| カリキュラム | アメリカ式(US Common Core)、高校でAP・オナーズクラスを提供 |
| 対象学年 | Pre-K(3歳)〜Grade 12 |
| 生徒数 | 約150名(2025年8月時点) |
| 教員1人あたりの生徒数 | 約5名 |
| クラス編成 | 少人数制(学年ごとのクラス人数は学校にご確認ください) |
| 認定機関 | CIS(Council of International Schools)認定校 |
| その他の認証 | Visible Learning認定校(2025年、日本初) |
| 所在地 | 小・中学部キャンパス:東京都目黒区中根1-6-8 高校キャンパス:東京都品川区上大崎3-10-60 |
KAISは2006年に創立された学校で、現在はPre-KからGrade 12までの一貫教育を行っています。2025年5月からは、帰国子女アカデミー(Kikokushijo Academy)などを展開するGlobal KA Holdings株式会社が運営しており、スクールディレクターはMaha Sadi氏が務めています。
カリキュラム
KAISはアメリカのCommon Coreに準拠したカリキュラムを採用し、全学年・全教科で「Visible Learning」の考え方を取り入れています。Visible Learningは、教育研究者ジョン・ハッティ教授の研究にもとづく枠組みで、授業ごとに「何を学ぶのか(ラーニング・インテンション)」と「何ができれば達成か(サクセス・クライテリア)」を明確にし、生徒自身が学びの進み具合を把握できるようにする点が特徴です。KAISは3年間にわたる全校的な取り組みを経て、2025年に日本初のVisible Learning認定校となりました。
アーリーラーニング(3〜5歳/Pre-K・Kindergarten)
- 学びのスタイル:遊びと探究を中心に、体験活動やストーリーテリング、ごっこ遊びなどを通して学びます
- 英語(Language Arts):Pre-KではJolly Phonicsを使用し、その後はフォニックス・リーディング・ライティングのワークショップ形式へと進みます
- 算数:シンガポール式算数を採用(Pre-KはDimensions Math、KindergartenはMath in Focus)。具体物→図→抽象の順に理解を深めます
- 理科・社会:International Early Years Curriculum(IEYC)によるテーマ型の学習
- 社会性:SEL(社会性と情動の学習)プログラムを実施
小学部(〜Grade 4)
- 基礎学力:リテラシー(読み書き)、ニューメラシー(数的思考)、ライフスキルを柱に、体験的・対話的な授業を行います
- 個別指導:少人数制を生かし、教員が一人ひとりの理解度に合わせて指導します
- Love and Logic:共感を重視し、失敗を学びの機会ととらえる生活指導のアプローチを採用しています
中学部(Grade 5〜8)
- プロジェクト型学習:午後の授業ではグループでのプロジェクト学習を行い、創造力や批判的思考力、問題解決力を育てます
- 水曜選択授業(Wednesday Elective Program):毎週水曜日に選択授業の時間が設けられ、料理、ロボティクス、スポーツ、アート、エンジニアリングなど、学期ごとに内容が変わります
- Visible Learning:学習目標と達成基準を明確にし、生徒自身が成長を確認しながら学びます
高校部(Grade 9〜12)
- AP・オナーズクラス:大学レベルの内容を学べるAP(Advanced Placement)や、発展的なオナーズクラスを幅広く提供しています
- 個別学習計画:一人ひとりに合わせた学習計画(PLP)をもとに、進路に合わせた学びを進めます
- 進学実績:2025年12月の発表によると、創立以来の卒業生132名が14か国・230以上の大学から合格を得ています。ノースイースタン大学、ミシガン大学、マギル大学、ブリティッシュコロンビア大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、シドニー大学、ウォーリック大学などのほか、RISDやパーソンズなど美術・デザイン系の大学からも合格を得ています
入学案内
出願の流れ
- 学校を知る:学校見学(スクールツアー)の予約、またはアドミッションオフィスへの問い合わせ
- Almaアカウントの作成:学校の生徒情報システム「Alma」でアカウントを作成
- 出願:Alma上で願書を作成し、必要書類を提出
- 書類審査:アドミッションチームが出願内容を確認
- トライアルデー:学校で1日を過ごし、算数・数学と英語(Language Arts)のプレイスメントテストを受験。海外在住の方はオンライン面接
- 合否の連絡:トライアルデーの様子をもとに審査され、結果はメールで通知されます
必要書類
- 願書(Almaから提出)
- 過去2年分の成績表・学校記録
- 現在または直近の算数・数学と英語の先生による推薦状(計2通)
- 特別な学習支援が必要な場合はその詳細
- Pre-K・Kindergarten(3〜6歳)は入学前の健康診断書(Grade 1までは6か月ごとの健診記録も必要)
学習面のサポートについて
KAISでは、出願時に学習上のニーズを正確に開示することが求められています。学校がニーズに対応できないと判断した場合は在籍が難しくなることもあると明記されているため、気になる点がある場合は出願前にアドミッションオフィスへ相談しておくと安心です。英語力や保護者の英語力に関する具体的な基準は公式サイトに明記されていないため、個別に確認することをおすすめします。
学費(2026-27年度)
以下は2026-27年度の学費の目安です(学校公式サイトの入学案内ページの掲載情報にもとづく)。金額は変更される場合があるため、出願前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
年間授業料・諸費用
| 学年 | 授業料(年額) | 教材費 | 旅行・行事費 |
| Pre-K〜Grade 2 | 2,244,358円 | 154,642円 | 40,000円 |
| Grade 3〜8 | 2,294,358円 | 154,642円 | 90,000円 |
| Grade 9〜12 | 2,410,659円 | 242,674円 | 96,800円 |
入学時のみの費用(全学年共通)
| 項目 | 金額 |
| 入学金(Enrollment Fee) | 400,000円 |
| 校舎維持費(Building Maintenance Fee) | 400,000円 |
税込・税別の表記や出願料、スクールバスの有無などは公式サイトに明記されていません。正確な費用は学校へ直接ご確認ください。
キャンパスと学校生活
キャンパス
- 小・中学部キャンパス(Pre-K〜Grade 8):東京都目黒区中根1-6-8。東急東横線・都立大学駅の近くにあります
- 高校キャンパス(Grade 9〜12):東京都品川区上大崎3-10-60。JR山手線などの目黒駅の近くにあります
なお、2025年12月および2026年1月時点の学校発表では、3〜5歳を対象とするアーリーラーニングセンターが世田谷区深沢7-4-1(桜新町駅近く)にあると案内されていました。一方、2026-27年度の学校プロフィールと公式サイトの連絡先では、Pre-Kを含む小・中学部キャンパスと高校キャンパスの2キャンパス構成となっています。幼児クラスの通学先については、最新情報を学校にご確認ください。
学校生活
KAISは生徒数約150名、教員1人あたりの生徒数は約5名という小規模校です。少人数制のため、生徒・保護者・教員の距離が近く、アットホームな環境の中で一人ひとりに目の行き届いた指導が行われています。
学校生活では、水曜日の選択授業のほか、スポーツやクリエイティブな課外活動、スクールトリップなども用意されています。選択授業にはロボティクスや映像制作、料理、マンガなど多彩な講座があり、教科学習だけでは見つけにくい興味や得意分野を伸ばす機会となっています。
まとめ
KAISは、2006年創立のアメリカ式カリキュラムのインターナショナルスクールで、目黒区中根と品川区上大崎のキャンパスでPre-KからGrade 12までの一貫教育を行っています。CIS認定校であり、日本初のVisible Learning認定校として、根拠にもとづく授業づくりと少人数制による個別対応を特色としています。高校ではAPやオナーズクラスを通じて大学進学に向けた学びを深めることができ、卒業生は世界14か国の大学から合格を得ています。出願にはトライアルデーでのプレイスメントテストがあるため、英語と算数・数学の基礎をしっかり準備しておくことが大切です。
EGCISは、インターナショナルスクール受験に特化した専門塾で、出願書類のサポート、出願試験対策、面接準備など、生徒の受験を総合的に支援しています。インターナショナルスクール受験についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※アイキャッチ画像:写真 Syced / Wikimedia Commons(CC0)
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各校の公式サイトをご確認ください。

