【2026年最新版】香港のトップ10インターナショナルスクール完全ガイド
目次
はじめに
香港はアジアを代表する国際都市であり、インターナショナルスクールの選択肢も非常に豊富です。現在、香港には英国系・米国系・IB系・カナダ系など50校以上のインターナショナルスクールが存在し、その多くを運営する香港最大のネットワークである英基学校協会(ESF、English Schools Foundation)だけでも22校を数えます。
本記事では、香港教育局(EDB)の公式インターナショナルスクール名簿、各校の公式サイト、そして信頼性の高い教育情報サイト(International Schools Database、doris.school、Tatler Asiaなど)や2026年のIBディプロマ試験結果の集計データを参照し、香港で特に評価の高いインターナショナルスクールをトップ10としてご紹介します。
なお、学費や合格ライン等の数値情報は年度によって変動するため、本記事では取得できた年度を明記しています。最新かつ正確な情報については、必ず各校の公式サイトでご確認ください。
香港インターナショナルスクール選びのポイント
- カリキュラム:IB(国際バカロレア)、英国式(GCSE/IGCSE・Aレベル)、米国式(AP)、カナダ式など、学校によって異なります
- 費用:年間HK$12万〜HK$37万程度と幅広く、ESFのように比較的抑えられたネットワーク校から、CISやISFアカデミーのような最上位価格帯の学校まで様々です
- 所在地:香港島(ミッドレベルズ、レパルスベイ、太古城など)、九龍(九龍塘など)、新界(屯門、大埔、沙田など)に分散しています
- デベンチャー(Debenture)制度:一部の名門校では、入学優先権を得るための任意の「デベンチャー(拠出金)」制度があり、数百万HK$規模になることもあります
以下、トップ10校(グループ)をご紹介します。
1. Hong Kong International School(香港国際学校/HKIS)

- タイプ:幼児部〜高等部(Reception〜Grade 12、4〜18歳)
- カリキュラム:アメリカ式、AP(アドバンスト・プレースメント)。キリスト教精神に基づく非営利校
- 費用:2026/27年度、学年により年間授業料はHK$231,600(Reception1〜Grade5)〜HK$272,600(Grade9〜12)。これに加えて年間資本徴収金(Capital Levy)HK$24,500が別途必要です(公式サイトより)
- 所在地:香港島タイタム(中学・高校)/レパルスベイ(小学校)
- おすすめ理由:1966年創立の伝統校で、香港島南部の広大な2キャンパスに充実した施設を誇ります。AP科目を29科目提供し、米国大学進学に強いパイプラインを持ちます。デベンチャー(HK$300万〜)による優先入学制度もあります
- 学校プロフィール:https://www.hkis.edu.hk
2. Chinese International School(漢基国際学校/CIS)

- タイプ:幼児部〜高等部(Reception〜Year 13、4〜18歳)
- カリキュラム:英語・中国語(北京語)バイリンガル教育。中学年はIB MYP(Middle Years Programme)、Year10はCIS杭州校での1年間の寮生活プログラム、Year12〜13でIBディプロマプログラム(DP)
- 費用:2025/26年度時点で年間HK$約24万〜HK$37万程度とされます(第三者情報サイトの目安。2025年度以降の年間資本徴収金は公式にHK$30,200と発表)。新入生には一時金として非返還性の予約金HK$150,000が必要です(公式サイトより)
- 所在地:香港島ブレーマーヒル(北角近郊の閑静な高台エリア)
- おすすめ理由:1983年設立、香港で初めて英語・中国語の完全バイリンガル教育を導入した名門校。全学年で英中両言語を均等に学び、Year10では杭州での全寮制留学が必須という独自プログラムが特徴。卒業生の約半数が米国、約3割が英国の大学へ進学
- 学校プロフィール:https://www.cis.edu.hk
3. German Swiss International School(徳瑞国際学校/GSIS)

- タイプ:幼稚園〜高等部(3〜18歳)
- カリキュラム:ドイツ語ストリーム(International Abitur取得)と英語ストリーム(IGCSE→IBディプロマ取得)の2ストリーム制。全生徒がドイツ語・英語に加え、中国語・フランス語・ラテン語なども学べる多言語教育
- 費用:第三者情報サイトによる目安で年間HK$約12万〜HK$26万程度(学年により変動)。正確な最新学費は公式サイトでの確認が必要です
- 所在地:香港島ザ・ピーク(山頂)/ポクフラム
- おすすめ理由:1969年創立、ドイツ・スイス両国の支援で設立された伝統校。IBディプロマの平均スコアが香港トップクラスとして知られ、学業水準の高さに定評があります。国際バカロレア機構(IB)、CIS(Council of International Schools)認定に加え、ドイツ在外学校監査機関(BLI)から「優秀ドイツ在外学校」の認定を受けています
- 学校プロフィール:https://www.gsis.edu.hk
4. Harrow International School Hong Kong(香港哈羅国際学校)

- タイプ:幼児部〜高等部(3〜18歳)、寮制あり(Year6以降、週5泊の寮生活が選択可能)
- カリキュラム:英国式。EYFS(幼児期基礎段階)→ナショナルカリキュラム→Year11でGCSE→シックスフォームでAレベル(EPQ選択可)
- 費用:年間HK$約20万〜HK$24万程度(2025/26年度目安)。これとは別に年間資本徴収金(Capital Levy)HK$60,000が必要です(公式サイトより)
- 所在地:新界屯門(ゴールドコースト近郊の海沿いキャンパス)
- おすすめ理由:英国屈指の名門パブリックスクール「ハロー校」の姉妹校で、伝統的な制服(ストローハットなど)や英国式の価値観を継承しつつ、香港の文化とも融合。9エーカーの広大な敷地に250以上の課外活動プログラムを持ち、寮生活を通じたリーダーシップ教育に強みがあります
- 学校プロフィール:https://www.harrowhongkong.hk
5. Canadian International School of Hong Kong(香港加拿大国際学校/CDNIS)

- タイプ:幼児部〜高等部(Nursery〜Grade 12、2〜18歳)
- カリキュラム:IB完全継続プログラム(PYP→MYP→DP)を提供する、香港でわずか8校しかない「フルIB認定校」の一つ。Grade9〜12ではオンタリオ州(カナダ)のカリキュラムも並行履修し、卒業時にIBディプロマとオンタリオ州高校卒業資格(OSSD)の2つを取得可能
- 費用:2026/27年度目安で年間HK$約18.6万〜HK$30.5万程度(第三者情報サイトによる目安)
- 所在地:香港島南部アバディーン(黄竹坑、MTR駅から徒歩圏内)
- おすすめ理由:1991年創立、非営利校。2024年卒業生のIBディプロマ平均スコアは38点(世界平均約31点を大きく上回る水準)と報告されています。幼児部から英中バイリンガルコースを選択可能で、40以上の国籍の生徒が学ぶ国際色豊かな環境も魅力
- 学校プロフィール:https://www.cdnis.edu.hk
6. The ISF Academy(弘立書院/ISFアカデミー)

- タイプ:幼児部〜高等部(Foundation Year〜Grade 12、4〜18歳)
- カリキュラム:中国語・英語の完全バイリンガル・イマージョン教育をベースに、IB MYP(中学)→IBディプロマ(高校、全生徒必修)を提供する非営利の独立校
- 費用:2025/26年度目安で年間HK$約24万〜HK$30万程度。別途、年間資本徴収金HK$40,000が必要(第三者サイト情報)
- 所在地:香港島ポクフラム(サイバーポート近郊)
- おすすめ理由:2003年、ノーベル賞受賞者チャールズ・カオ博士らにより設立。中国の伝統的価値観(八徳)と国際的視野を融合させた独自の教育理念が特徴です。2025年卒業生のIBディプロマ平均スコアは38.9点、うち53%が40点以上を獲得、76%が「バイリンガルディプロマ」を取得しており、香港トップクラスの学力水準を誇ります
- 学校プロフィール:https://www.isf.edu.hk
7. English Schools Foundation(英基学校協会/ESF)

- タイプ:香港最大級の学校ネットワーク。幼稚園から高校まで、香港島・九龍・新界に合計22校を展開(3〜18歳)
- カリキュラム:全校がIB認定校(IB World School)で、IB PYP・MYP・DPに加え、多くの中学・高校でIGCSEも並行提供。代表校にはキングジョージ五世学校(King George V School)、サウスアイランドスクール(South Island School)、ディスカバリーカレッジ(Discovery College)、ルネッサンスカレッジ(Renaissance College)などがあります
- 費用:2025/26年度、ディスカバリーカレッジの例では年間授業料が学年によりHK$約12.9万(Year1〜6)〜HK$約17.5万(Year12〜13)程度と、他の上位校と比べて比較的抑えられているのが特徴(公式サイトより)
- 所在地:各校それぞれ異なる(香港島、九龍塘、沙田、大埔、大嶼山ディスカバリーベイなど)
- おすすめ理由:1967年設立、18,000人以上、78か国籍の生徒が学ぶ香港最大規模のインターナショナルスクールネットワーク。安定した「お得な」学費水準を維持しながら、一貫して高いIB・IGCSE成績を出していることで定評があります。香港永住権保有者を一定割合(70%以上)受け入れる方針があり、地元密着型のコミュニティも魅力です
- 学校プロフィール:https://www.esf.edu.hk
8. Malvern College Hong Kong(香港マルバーンカレッジ)

- タイプ:幼児部〜高等部(Prep1〜Upper Sixth、おおよそ5〜18歳)
- カリキュラム:英国マルバーンカレッジ(1865年創立)の姉妹校ながら、現在はIB認定校としてPYP・MYP・DPを提供。英語を教授言語としつつ、中国語(北京語)が必修
- 費用:2025/26年度目安で年間HK$約21万〜HK$27万程度(第三者情報サイト)
- 所在地:新界パクシェックコック(香港サイエンスパーク近郊、トロ湾沿い)
- おすすめ理由:2018年開校の比較的新しい学校ながら、英国パブリックスクールの伝統的なパストラルケア(生徒の心身のケア)体制と、25mの室内温水プールなど25.8万平方フィートの最新設備を兼ね備えています。生徒対教員比率が1:10程度と少人数制で、きめ細やかな指導が受けられる点も特徴です
- 学校プロフィール:https://www.malverncollege.org.hk
9. Australian International School Hong Kong(香港オーストラリア国際学校/AISHK)

- タイプ:幼児部〜高等部(Reception〜Year 12、おおよそ3〜18歳)
- カリキュラム:オーストラリアのナショナルカリキュラムをベースに、高校最終学年でNSW州のHSC(Higher School Certificate)を取得可能
- 費用:2026年度目安で年間HK$156,200〜HK$265,400程度
- 所在地:九龍九龍塘
- おすすめ理由:1995年創立。オーストラリア式教育を香港で受けられる数少ない選択肢の一つで、Eucalypt、Jacaranda、Waratah、Wattleという4つのハウス制を通じたコミュニティ育成に力を入れています。オーストラリアやニュージーランドへの進学を視野に入れるご家庭に特に適しています
- 学校プロフィール:https://www.aishk.edu.hk
10. Kellett School(ケレット・スクール)

- タイプ:幼児部〜高等部(Reception〜Year 13、4〜18歳)
- カリキュラム:英国ナショナルカリキュラムに準拠。Year10〜11でIGCSE、Year12〜13でAレベルを取得する、香港における英国式教育の代表校の一つ
- 費用:2025/26年度目安で年間HK$約13万〜HK$約27万程度(学年により変動)。全生徒がデベンチャーまたは年間資本徴収金(Annual Capital Levy)のいずれかの対象となります(公式サイトより)
- 所在地:香港島ポクフラム(小学部)/九龍ベイ(中学・高校部)の2キャンパス制
- おすすめ理由:1976年、有志の保護者らによって設立された非営利校で、得られた収益はすべて学校に再投資される仕組みです。2023年の英国政府教育省(DfE)関連のBSO(British Schools Overseas)査察で全項目「Outstanding(優秀)」評価を獲得しており、GCSE・Aレベルの試験結果にも定評があります。英国の大学(ラッセルグループやオックスブリッジを含む)への進学を目指すご家庭に特におすすめです
- 学校プロフィール:https://www.kellettschool.com
学校比較早見表
| 学校名 | カリキュラム | 目安年間学費(HK$) | エリア |
| HKIS | 米国式・AP | 約23.2万〜27.3万+徴収金 | 香港島(タイタム/レパルスベイ) |
| CIS(漢基) | バイリンガル・IB | 約24万〜37万(目安) | 香港島(ブレーマーヒル) |
| GSIS(徳瑞) | 独英バイリンガル・IB/Abitur | 約12万〜26万(目安) | 香港島(ザ・ピーク) |
| Harrow HK | 英国式(GCSE/Aレベル) | 約20万〜24万+徴収金6万 | 新界(屯門) |
| CDNIS | カナダ式・フルIB | 約18.6万〜30.5万(目安) | 香港島(アバディーン) |
| ISFアカデミー | 中英バイリンガル・IB | 約24万〜30万+徴収金4万 | 香港島(ポクフラム) |
| ESF(各校) | IB/IGCSE | 約12.9万〜17.5万(DC例) | 香港各地22校 |
| Malvern College HK | IB | 約21万〜27万(目安) | 新界(パクシェックコック) |
| AISHK | 豪州式 | 約15.6万〜26.5万 | 九龍(九龍塘) |
| Kellett School | 英国式(GCSE/Aレベル) | 約13万〜27万(目安) | 香港島/九龍(2キャンパス) |
※上記費用はいずれも取得できた直近年度(2025/26または2026/27)の目安であり、学年・入学時期・徴収金の有無によって変動します。正式な金額は必ず各校公式サイトの最新情報をご確認ください。
おわりに
香港のインターナショナルスクールは、米国式・英国式・IB・カナダ式・ドイツ式・オーストラリア式など、実に多様なカリキュラムが揃っており、それぞれに異なる強みと個性があります。学費水準や立地、バイリンガル教育の有無、寮生活の可否など、ご家庭の教育方針やお子さまの特性に合わせて比較検討することが大切です。
とはいえ、香港のトップ校の多くは非常に選考が厳しく、出願書類の準備や入学試験・面接対策には専門的なサポートが有効です。
EGCISは、インターナショナルスクール受験に特化した専門塾で、出願書類のサポート、出願試験対策、面接準備など、生徒の受験を総合的に支援しています。インターナショナルスクール受験についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

