CAT4の結果レポートの見方|SAS・スタナイン・パーセンタイルを解説
目次
「学校からCAT4のレポートが届きましたが、数字がたくさん並んでいて、どこを見ればいいのかわかりません」——EGCIS(エグシス)には、CAT4を受けたお子さまの保護者の方から、こうしたご相談が寄せられます。
CAT4のレポートには、SAS、スタナイン、パーセンタイルなど似た数字が並びます。この記事では、それぞれの数字の意味と、4つの領域のバランスの読み方、EGCISのCAT4対策を解説します。
CAT4は「考える力」を4つの領域で測るテスト
CAT4(Cognitive Abilities Test、第4版)は、英国のGL Assessment社が作成しているテストです。授業で習った知識ではなく、推論する力を次の4つの領域(バッテリー)で測ります。
| 領域 | 測るもの |
|---|---|
| Verbal Reasoning(言語) | 言葉を使って考える力。語彙や言葉同士の関係をとらえる |
| Quantitative Reasoning(数量) | 数を使って考える力。数の並びや関係から法則を見つける |
| Non-verbal Reasoning(非言語) | 図形や形の関係から法則を見つける力 |
| Spatial Ability(空間) | 形を頭の中で動かしたり、組み合わせたりする力 |
学校では、お子さまの得意な学び方の把握や、入学時の参考資料として使われます。扱いは学校によって異なります。
レポートに出てくる数字
レポートには、4つの領域ごとに次の数字が並びます。最初に見るべきなのはSASです。
| 数字 | 意味 | 読み方の例 |
|---|---|---|
| SAS(Standard Age Score) | 同じ年齢の生徒と比べたスコア。平均が100になるように調整されている | 4領域それぞれのSASと、その平均(Mean SAS)が示される |
| NPR(National Percentile Rank) | 同じ年齢の生徒のうち、何%がそのスコア以下だったか | NPR 84なら、同じ年齢の84%と同じかそれ以上のスコア |
| スタナイン(Stanine) | スコアを1(低い)〜9(高い)の9段階に分けたもの | 4〜6が平均の範囲 |
| 信頼区間(Confidence Band) | スコアの誤差を考えた幅 | グラフの帯の幅で示される |
SASは、お子さまがテストを受けたときの年齢(月齢)で調整されています。同じ学年でも早生まれ・遅生まれの差が出ないようにするためです。また、英国外の学校で受けた場合も、英国の生徒を基準にした数字が使われます。
SASとスタナインの対応
SASとスタナインは次のように対応しています。SASが89〜111、スタナインが4〜6の範囲に、全体の約54%が入ります。
| スタナイン | SASの目安 | 全体に占める割合 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 9 | 127以上 | 4% | 非常に高い |
| 8 | 119〜126 | 7% | 平均より高い |
| 7 | 112〜118 | 12% | 平均より高い |
| 6 | 104〜111 | 17% | 平均 |
| 5 | 97〜103 | 20% | 平均 |
| 4 | 89〜96 | 17% | 平均 |
| 3 | 82〜88 | 12% | 平均より低い |
| 2 | 74〜81 | 7% | 平均より低い |
| 1 | 73以下 | 4% | 非常に低い |
出典:GL Educationの資料をもとに作成。実際の判定はお子さまのレポートでご確認ください。
CAT4には合格点はありません。たとえばSAS 109と111のような小さな差は、誤差の範囲と考えてかまいません。
4つの領域のバランス(プロフィール)も大切
CAT4では、平均のスコアだけでなく、4つの領域のバランスも重要です。レポートでは、主にVerbal(言語)とSpatial(空間)のスタナインを比べて、お子さまの傾向が示されます。
| プロフィール | 意味 |
|---|---|
| No bias(偏りなし) | 言葉で考える力と、形で考える力の差が小さい |
| Verbal bias(言語優位) | 言葉で考える力のほうが高い |
| Spatial bias(空間優位) | 形や空間で考える力のほうが高い |
偏りの強さは mild(軽度)・moderate(中程度)・extreme(大きい)で表されます。英語が第二言語のお子さまは、語彙の影響でVerbalが低く出て、Spatial biasと示されることがよくあります。その場合は、考える力そのものよりも英語の語彙が影響している可能性を考えます。
レポートを見るときの注意点
- 平均のSASだけでなく、4つの領域をそれぞれ確認する
- 信頼区間の帯が重なっている領域同士は、はっきりした差とは言えない
- 1回のテストの結果であり、当日の体調や集中力にも左右される
- レポートには学習の傾向や、教科の成績の見通しが書かれていることもあるが、あくまで目安として扱う
EGCISのCAT4対策|診断から専用カリキュラムまで
CAT4は各テストに制限時間がある多肢選択式のテストで、問題の形式に慣れているかどうかも結果に影響します。EGCISでは、レポートの分析から始めて、お子さま専用のカリキュラムを組み立てます。
① 診断:4つの領域のどこが弱いのかを確認します
学校のCAT4レポートがあれば、領域ごとのSASとスタナイン、プロフィールを一緒に読み解きます。そのうえでEGCISのレベルチェックで、英語の語彙が原因なのか、問題の形式に慣れていないのか、時間が足りていないのかを切り分けます。
② 専用カリキュラム:弱い領域から優先して組み立てます
| 診断でわかること(例) | 専用カリキュラムで重点的に扱う内容(例) |
|---|---|
| Verbalが他の領域より低い | 同義語・反意語、言葉の分類など、問題に出る語彙の関係を広げる練習 |
| Quantitativeで時間が足りない | 数の並びの法則を見つける問題を、時間を計って解く練習 |
| Non-verbalで法則を見落とす | 形の変化(回転・数・色)を一つずつ確かめる手順の練習 |
| Spatialが低い | 折り紙や図形の組み合わせなど、初めて見ると戸惑いやすい形式に慣れる練習 |
| 全体に時間切れが多い | 設問ごとの時間配分と、迷ったら先に進む判断の練習 |
③ マンツーマンの授業:解き方の途中を講師が確認します
授業はネイティブ講師によるマンツーマンで、1回90分です。問題を解くときに、どう考えてその答えを選んだのかを説明してもらい、法則の見つけ方や迷い方の癖を講師がその場で確認します。英語の語彙が原因の場合は、語彙の学習もあわせて進めます。教室は池尻大橋・桜新町・白金高輪の3校舎とオンラインです。
よくある質問
Q. SASが100を下回りました。問題があるのでしょうか?
A. SASは89〜111が平均の範囲とされています。100を少し下回っていても平均の範囲内です。領域ごとのバランスを確認し、低い領域に理由があるかを見ることが大切です。
Q. 入学試験でCAT4を受ける予定です。対策できますか?
A. はい。学校によっては入学時にCAT4を実施します。EGCISでは、問題の形式に慣れることと、時間配分、英語の語彙の強化を中心に専用カリキュラムを組みます。
Q. レポートの英語の説明がよくわかりません。一緒に見てもらえますか?
A. はい。無料体験レッスンの際にレポートをお持ちいただければ、内容を日本語でご説明し、今後の対策を一緒に考えます。
CAT4対策は EGCIS(エグシス)にご相談ください
CAT4の結果が気になる場合や、入学試験でCAT4を受ける予定がある場合は、まずは無料体験レッスンでレベルチェックを受けてみませんか。レポートの読み方も、一緒に確認します。
EGCISは、インターナショナルスクールに通うお子さま・受験を控えたお子さまのための専門塾です。経験豊富なネイティブ講師によるマンツーマン指導で、CAT4やMAPなどのアセスメント対策から、日々の授業のフォロー、出願準備までサポートしています。教室は池尻大橋・桜新町・白金高輪の3校舎とオンラインです。

