WIDAのスコアの見方|6段階のレベルと、EAL卒業の判断との関係
目次
「学校からWIDAの結果が届きました。Readingのところに3.8と書いてありますが、これは良いのでしょうか」——EGCIS(エグシス)には、EALサポートを受けているお子さまの保護者の方から、こうしたご相談が寄せられます。
WIDAの結果は、レベル(1〜6)とスケールスコアという2種類の数字で示され、読み方に少しコツがあります。この記事では、6段階のレベルの意味とスコアの読み方、EAL卒業の判断との関係を解説します。
WIDAは英語の4技能を測るテスト
WIDAは、米国のウィスコンシン大学マディソン校に拠点を置く団体で、英語を第二言語として学ぶ児童・生徒のための基準とテストを提供しています。テストでは、聞く(Listening)・話す(Speaking)・読む(Reading)・書く(Writing)の4技能を測ります。
WIDAのテストには、米国の公立学校で毎年実施されるACCESS for ELLsのほか、WIDA MODELやWIDA Screenerなどがあります。インターナショナルスクールでどのテストを使うかは学校によって異なります。この記事では、共通するレベルの考え方を中心に説明します。
WIDAの6段階のレベル
WIDAでは、英語力を6つのレベルで表します。結果は4.3のように小数点以下1桁まで示され、整数部分がそのレベルを表します。
| レベル | 名前 | おおよその様子 |
|---|---|---|
| 1 | Entering | 絵や身振りの助けを借りて、単語や短い表現がわかる |
| 2 | Emerging(以前はBeginning) | 短い文や定型表現で、身近な内容を理解・表現できる |
| 3 | Developing | よく知っている話題なら、いくつかの文をつなげて理解・表現できる |
| 4 | Expanding | 教科の内容もある程度理解でき、まとまった文章で表現できる |
| 5 | Bridging | 少しのサポートがあれば、学年相当の授業に参加できる |
| 6 | Reaching | 学年相当の内容を、英語で自立して学べる |
各レベルの様子は、WIDAの資料をもとに保護者向けにまとめた目安です。
スコアの読み方
レベルとスケールスコアの違い
結果には、レベル(Proficiency Level)とスケールスコア(Scale Score)の2つが並びます。
| 数字 | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| レベル(1.0〜6.0) | スケールスコアを、学年ごとの基準に当てはめて解釈したもの | 今どの段階にいるかを知る |
| スケールスコア | 問題の難しさを考慮した点数 | 同じ技能の伸びを、年ごとに比べる |
レベルは技能ごとに基準が異なります。WIDAによると、たとえばGrade 6でスケールスコア370の場合、Listeningではレベル4.3ですが、Readingではレベル3.8になります。そのため、ListeningとReadingのスケールスコアをそのまま比べることはできません。
総合スコア(Composite)の計算
4技能のほかに、いくつかの技能を組み合わせた総合スコアも示されます。
| 総合スコア | 計算に使う技能と重み |
|---|---|
| Oral Language(口頭) | Listening 50%、Speaking 50% |
| Literacy(読み書き) | Reading 50%、Writing 50% |
| Comprehension(理解) | Reading 70%、Listening 30% |
| Overall(総合) | Reading 35%、Writing 35%、Listening 15%、Speaking 15% |
Overallでは、ReadingとWritingの重みが大きくなっています。会話が得意でも、読み書きが追いつかなければ総合レベルは上がりにくい仕組みです。また、総合レベルは各技能のレベルを平均したものではなく、スケールスコアから計算されます。
EAL卒業の判断との関係
WIDAの結果は、EALサポートを続けるかどうかの判断材料の一つとして使われます。米国の公立学校では州ごとに基準があり、たとえばニュージャージー州では総合レベル4.5以上、インディアナ州では5.0以上が基準になっています。
一方、インターナショナルスクールはそれぞれ独自の基準を設けています。WIDAの結果に加えて、MAPの結果、授業での提出物、担任とEALの先生の判断などを合わせて決めることが一般的です。在籍校の基準は、担当の先生に確認しておきましょう。
EGCISの対策|診断から専用カリキュラムまで
WIDAは、問題の形式に慣れるよりも、4技能それぞれの力を底上げすることが大切です。EGCISでは、技能ごとの結果をもとに、お子さま専用のカリキュラムを組み立てます。
① 診断:4技能のどこが足りていないかを確認します
学校のWIDAの結果があれば、技能ごとのレベルとスケールスコアの推移を一緒に確認します。そのうえでEGCISのレベルチェックで、学年相当の英文を読んで理解できるか、段落を書けるかを確かめます。
② 専用カリキュラム:総合レベルを左右する技能から優先します
| 診断でわかること(例) | 専用カリキュラムで重点的に扱う内容(例) |
|---|---|
| Speakingは高いがReadingが低い | 学年相当の説明文を読み、要点と語彙を読み取る練習 |
| Writingが伸び悩んでいる | 段落の構成を意識して書き、講師と一緒に見直す練習 |
| Listeningで詳細を聞き逃す | 教科の短い説明を聞いて要点をメモし、内容を確認する練習 |
| Speakingの答えが短い | 理由や例を加えて、まとまった内容を話す練習 |
③ マンツーマンの授業:4技能をバランスよく伸ばします
授業はネイティブ講師によるマンツーマンで、1回90分です。読んだ内容を話してもらう、話した内容を書いてまとめるなど、複数の技能を組み合わせて練習します。教室は池尻大橋・桜新町・白金高輪の3校舎とオンラインです。
よくある質問
Q. Speakingは高いのに、Overallが低いのはなぜですか?
A. Overallは、ReadingとWritingがそれぞれ35%、ListeningとSpeakingがそれぞれ15%の重みで計算されます。そのため、読み書きの結果が総合レベルに大きく影響します。
Q. 去年と同じレベルでした。伸びていないのでしょうか?
A. レベルは学年ごとの基準で解釈されるため、学年が上がると同じレベルでも求められる力は高くなります。伸びを確かめるには、同じ技能のスケールスコアを比べてみましょう。
Q. WIDAの結果だけでEALが決まりますか?
A. 多くのインターナショナルスクールでは、WIDAに加えて授業での様子や他のアセスメントの結果も合わせて判断します。詳しい基準は在籍校にご確認ください。
WIDAの結果は EGCIS(エグシス)にご相談ください
WIDAの結果の読み方がわからない場合や、EALからの卒業を目指している場合は、まずは無料体験レッスンでレベルチェックを受けてみませんか。結果を一緒に確認し、優先して伸ばす技能を整理します。
EGCISは、インターナショナルスクールに通うお子さま・受験を控えたお子さまのための専門塾です。経験豊富なネイティブ講師によるマンツーマン指導で、WIDAやMAPなどのアセスメント対策から、日々の授業のフォロー、出願準備までサポートしています。教室は池尻大橋・桜新町・白金高輪の3校舎とオンラインです。

