ニュー・インターナショナルスクール(NewIS)徹底解説|概要・カリキュラム・学費まで完全ガイド
目次
はじめに
東京・池袋エリアでバイリンガル教育を受けられるインターナショナルスクールを探しているご家庭にとって、ニュー・インターナショナルスクール(New International School of Japan、以下NewIS)は有力な選択肢のひとつです。NewISは2001年に開校し、英語と日本語の二言語で学ぶ「デュアル・ランゲージ教育」と、異なる年齢の子どもが同じクラスで学ぶ「マルチエイジ(異年齢)教育」を大きな特色としています。
対象は3歳のプレキンダーガーテンから12年生(高校3年相当)までで、幼児期から高校卒業まで一貫して同じ教育方針のもとで学ぶことができます。CIS(Council of International Schools)とMSA(Middle States Association)の認定を受けており、国際的な基準を満たした学校として評価されています。2025年には中等部(セカンダリー)の施設として新たな建物が加わり、学習環境の拡充も進んでいます。
本記事では、NewISのカリキュラム、入学案内、学費、キャンパスに至るまで、公式サイト(newis.ed.jp)の情報をもとに詳しく解説します。
学校概要
NewISは、学校法人岩田学園を設置者とするインターナショナルスクールです。創設者であるSteven Parr氏がFounding Director/Head of Schoolを務めています。日本に長く住む国際的なご家庭や国籍を問わず日本に定住するご家庭、単一言語の教育からバイリンガル・マルチリンガル教育へ移行したい子ども、そして学校の理念に共感する一時滞在のご家庭を主な対象として設立されました。
| 項目 | 内容 |
| 学校名 | ニュー・インターナショナルスクール(New International School of Japan/NewIS) |
| 種別/運営 | インターナショナルスクール/学校法人岩田学園 |
| 創立 | 2001年 |
| カリキュラム | 英語・日本語のデュアル・ランゲージ教育、マルチエイジ(異年齢)教育。スコットランドの「Curriculum for Excellence」を主要な参考資料として活用 |
| 対象学年 | プレキンダーガーテン(3歳)〜12年生 |
| 生徒数 | 約270名(2025-26年度、教職員はフルタイム55名) |
| 認定機関 | CIS(Council of International Schools)、MSA(Middle States Association) |
| 加盟団体 | JCIS(日本インターナショナルスクール協議会)、PEN(Progressive Education Network)、TAIP(Tokyo Association of International Preschools) |
| 所在地 | 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-18-32 |
| 公式サイト | newis.ed.jp |
カリキュラム
NewISの教育の柱は、「すべての子どもが時間をかけてバイリンガル、あるいはマルチリンガルになる」という目標です。そのために、英語と日本語の両方を使って教科の学習と社会性を育む「デュアル・ランゲージ(二言語)教育」と、発達段階にもとづいた「マルチエイジ(異年齢)クラス」を組み合わせています。公式サイトでは、モンテッソーリ教育に近い構成主義的な考え方に、ヴィゴツキーの「社会的な学び」を重視する視点を取り入れていると説明されています。
マルチエイジ(異年齢)教育
NewISでは、同じ年齢で区切る従来の学年制ではなく、発達段階を基準にした異年齢のクラスで学習が行われます。子どもたちは自分の成長段階や習熟度に合わせて学ぶことができ、年上の子が年下の子を助け、年下の子が年上の子から学ぶという関係が自然に生まれます。
- 自分のペースで学ぶ:年齢ではなく、一人ひとりの成長と習熟度に合わせた学習
- 協働の力:異なる年齢の仲間とのチームワークを通じて、コミュニケーション力やリーダーシップを育成
- 研究にもとづく改善:マルチリンガル教育・マルチエイジ教育に関する最新の研究をもとにカリキュラムを継続的に見直し
デュアル・ランゲージ(英語・日本語)教育
英語と日本語の両方で学力と社会的スキルを伸ばしていくことが、NewISの最大の特色です。日本語を母語とする子どもにとっても、英語を母語とする子どもにとっても、二つの言語を日常的に使いながら学べる環境が整っています。
- 二言語での教科学習:英語・日本語の両方を、カリキュラム全体を通じて学習に使用
- 家庭言語の尊重:英語・日本語以外の家庭の言語も大切にし、その使用を奨励・支援
- 中国語:選択科目として中国語(北京語)を学ぶ機会あり
- バイオリン:6歳になる年の8月から、耳で聴いて学ぶ方式のバイオリン指導を実施
育成するスキルと進路
公式サイトでは、協働、チームワーク、探究、問題解決、コミュニケーション、技術的・創造的スキルの活用を重視すると明記されています。また、環境・科学・文化・技術・倫理にかかわる複雑な課題を評価できる批判的思考力の育成にも力を入れています。
- 探究と問題解決:自ら問いを立て、仲間と協力して答えを導く学習
- 個別の進路カウンセリング:NewIS卒業後の進路について、一人ひとりに合わせたカウンセリングを提供
- 進学先:卒業生は日本国内および海外の大学へ進学
入学案内
NewISの入学手続きはオンラインで進められ、決定はローリング方式(随時審査)で行われます。定員に空きがあるかどうかで入学が左右されるため、ウェイティングリストを避けるためにも早めの出願が勧められています。
出願の流れ
- 説明会への参加:保護者の一方または両方が、オンラインまたは学校での説明会(オリエンテーション)に参加(英語・日本語で実施)
- オンライン出願:OpenApplyの出願フォームに入力し、保護者アカウントを有効化(出願料は不要)
- 健康調査票の提出:子どもごとにHealth History Formを提出
- 成績書類の提出:直近2年分の成績表(10〜12年生への出願は8年生以降の記録)を提出。アーリーラーニングセンターまたは1年生への出願で、前の園・学校が成績表を発行していない場合は不要
- 面接:保護者と子どもがオンラインまたは学校で面接を受験
選考方法
面接後、空き状況に応じて入学許可が出されます。書類がそろっていること、NewISのプログラムから子どもが十分に学びを得られると学校が判断できること、そして保護者が学校の理念を支持し方針を守ることが、入学許可の条件として挙げられています。入学許可後は、10日以内に入学金を納めることで席が確保されます。
英語力・日本語力について
9〜12年生への出願では、カリキュラムについていけるだけの英語力および/または日本語力が必要とされています。なお、公式サイトでは具体的な試験や基準スコアは示されていません。また、保護者が英語・日本語のどちらも話さない場合は、面接に通訳を同伴する必要があります。
学年の目安
公式サイトによると、2020年生まれの子どもは2026-27年度に、2021年生まれの子どもは2027-28年度に1年生(Grade 1)として入学できます。
学費
以下は、2026年10月時点で公式サイトに掲載されている新入生向けの学費です(公式サイトでは対象年度の表記はありません)。税込・税別の別は公式サイトに明記されていません。NewISでは、早い年齢での入学を促すために入学時の学年に応じて学費を設定しており、進級に伴って学費が上がることはないとされています(在校生の値上げはインフレ率までに限定)。
入学時の費用
| 項目 | 金額 |
| 出願料 | なし |
| 入学金 | 330,000円(入学許可時) |
| 施設費(1人目) | 450,000円 |
| 施設費(2人目以降) | 300,000円 |
※施設費は初回の授業料とあわせて納付します。3〜6歳で入学する場合、施設費はかかりません。
年間授業料(1人目)
| 学年 | 年間授業料 |
| プレキンダーガーテン(PK1・PK2、3・4歳) | 2,100,000円 |
| キンダーガーテン〜1年生(5・6歳) | 2,360,000円 |
| 2〜6年生 | 2,450,000円 |
| 7〜12年生 | 2,600,000円 |
その他の費用・割引
| 項目 | 金額 |
| リソース・プログラム開発費(年額) | 200,000円 |
| 兄弟姉妹割引(2人目) | 授業料から300,000円引き |
| 兄弟姉妹割引(3人目) | 授業料から600,000円引き |
| 延長保育(18:00まで) | 1日2,000円 |
| スクールバス(往復) | 375,000円(1人目)/275,000円(2人目以降) |
| スクールバス(片道) | 275,000円(1人目)/200,000円(2人目以降) |
キャンパスと学校生活
NewISは、東京都豊島区南池袋に位置しています。公式サイトによると、2025-26年度時点で3つの建物全体とほかの3つの建物の一部を使用しており、約270名の子どもたちが学んでいます。
2025年夏には、中等部(セカンダリー)の施設として6階建ての「エイビス南池袋ビル(A-Bis Minami-Ikebukuro Building)」が加わりました。既存の施設から徒歩圏内にあり、成長する中等部の学習環境が広がっています。
課外プログラム
- 土曜英語クラス:土曜日の午前に英語クラスを開講
- サマープログラム:英語または日本語で学ぶ夏期プログラム(2026年は中国語プログラムも新設)
学校生活のサポート
- スクールバス:往復・片道から選べるスクールバスサービス
- 延長保育:18時まで子どもを預けられる延長保育
- 家庭との連携:保護者向けオリエンテーションや年間を通じて学校の取り組みに参加できる機会を提供
まとめ
ニュー・インターナショナルスクール(NewIS)は、2001年の開校以来、英語と日本語のデュアル・ランゲージ教育とマルチエイジ教育を軸に、3歳から12年生までの子どもたちを育ててきた池袋のインターナショナルスクールです。CISとMSAの認定を受け、2025年には中等部の新たな施設も加わりました。日本語と英語の両方を大切にしながら、自分のペースで学び、異年齢の仲間と協働する経験を重ねられる点は、バイリンガル教育を重視するご家庭にとって大きな魅力といえるでしょう。
EGCISは、インターナショナルスクール受験に特化した専門塾で、出願書類のサポート、出願試験対策、面接準備など、生徒の受験を総合的に支援しています。インターナショナルスクール受験についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※アイキャッチ画像:南池袋公園(NewIS周辺)/写真 Dick Thomas Johnson / Wikimedia Commons(CC BY 2.0)
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各校の公式サイトをご確認ください。

