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アオバジャパン・インターナショナルスクール徹底解説|キャンパス・カリキュラム・学費まで完全ガイド

はじめに

東京都内には数多くのインターナショナルスクールがありますが、その中でも1976年の創立以来、半世紀近い歴史を誇るのが「アオバジャパン・インターナショナルスクール(Aoba-Japan International School、通称A-JIS/アオバ)」です。国際バカロレア(IB)の全課程(PYP・MYP・DP)を提供する「IBワールドスクール」として認定されており、幼児期から高校卒業まで一貫した国際教育を展開しています。

本記事では、アオバジャパン・インターナショナルスクールの3つのキャンパスの特徴、カリキュラムの中身、出願方法、学費まで、公式サイトの情報をもとに詳しくご紹介します。お子さまのインターナショナルスクール選びの参考にしていただければ幸いです。

1. 学校概要

項目内容
学校名アオバジャパン・インターナショナルスクール(Aoba-Japan International School)
創立1976年5月18日
創立者レジーナ・ドイ(Regina Doi)氏
対象学年K2(1歳半)〜Grade 12(高校卒業学年)
生徒数・国籍約790名、46カ国以上(公式サイトより)
教育言語全学年英語
認定IBワールドスクール(IB機構)、CIS(国際学校協議会)、NEASC(米国ニューイングランド地区大学基準協会)
キャンパス目黒キャンパス、光が丘キャンパス、文京キャンパス、オンラインキャンパス(Aoba Global Campus)
グループヘッドオブスクールジェイク・マデン(Jake Madden)氏

2026年でアオバは創立50周年を迎えます。

2. キャンパス紹介

アオバは東京都内に3つのキャンパスを構え、年齢・学年に応じて通うキャンパスが分かれる仕組みになっています。

2-1. 目黒キャンパス(Meguro Campus)|K2〜K5

  • 住所:〒153-0042 東京都目黒区青葉台2-11-5
  • 電話番号:03-4520-2313
  • 対象年齢:1歳6か月〜6歳(K2〜K5)
  • 都心の閑静な住宅街に位置し、公園に面した落ち着いた環境
  • 1歳半〜3歳児クラスと4〜6歳児クラスの2棟に分かれる
  • 日本語、音楽、STEAM、太鼓、バイオリン、書道・アートなどのアフタースクールプログラムを提供
  • K4・K5は水泳の授業もあり
  • スクールバスあり、送迎エリア多数
  • 給食はハラール認証施設内でCezar’s Kitchenが調理(ベジタリアン/非ベジタリアン対応)
  • Meguro修了後はGrade 1から光が丘キャンパスへ進学

2-2. 光が丘キャンパス(Hikarigaoka Campus)|K3〜Grade 9

  • 住所:〒179-0072 東京都練馬区光が丘7-5-1
  • 電話番号:03-4578-8832
  • 対象学年:K3〜K5、Grade 1〜Grade 9(在籍者数570名以上)
  • 都営大江戸線「光が丘」駅から徒歩約15分、都心から電車で約30分
  • サッカーグラウンド、体育館、プールなどを備えたオープンプラン型の校舎
  • K3〜K5の幼児部門、Grade 1〜6の初等部門、Grade 7〜9の中等部門を設置
  • 早期渡日児童向けの送迎バスサービスあり
  • 給食はハラール認証施設内でCezar’s Kitchenが調理

2-3. 文京キャンパス(Bunkyo Campus)|Grade 10〜12

  • 住所:〒113-0021 東京都文京区本駒込6-18-23
  • 電話番号:03-4560-3422
  • JR山手線「巣鴨」駅・「駒込」駅付近、都心に立地
  • ブラックボックスシアター、防音仕様の音楽スタジオ、マルチメディアルームなど専門施設を完備
  • Grade 10ではチーム学習・研究型学習やインターンシップなど実社会体験プログラムを実施し、Grade 11・12への橋渡しを行う
  • Grade 11・12では、IBディプロマプログラム(IB DP)またはアオバ・グローバル・リーダーシップ・ディプロマ(GLD)のいずれかを選択可能
  • モデル国連、デザイン、スポーツなど多彩な課外活動を実施

2-4. オンラインキャンパス(Aoba Global Campus)

アオバはIB機構(IBO)からアジアで初めてオンラインIBディプロマプログラムのパイロット校に選出されました。2025年より開始され、Grade 11・12の生徒がオンラインでIB DPを履修できる、世界初のK-12対応国際オンラインスクールとして展開されています。対面と完全オンラインの両方の学び方に対応しています。

3. 教育理念・ビジョン・コアバリュー

ビジョン

「日本およびそれ以外の地域の学習者のために教育を変革する、国際的に認知された複数キャンパス型の幼稚園から大学までの教育グループであること」

コアバリュー(5つの柱)

  1. グローバルリーダー(Global Leaders) — 多角的な視点を持ち、社会的責任のある行動を主導する
  2. アントレプレナー・イノベーター(Entrepreneurs and Innovators) — 知識やアイデアを応用し、世界にポジティブな変化をもたらす
  3. 効果的なコミュニケーター(Effective Communicators) — 誠実さを保ちながら、明確かつ的確に意見を伝え合う
  4. 賢明なリスクテイカー(Wise Risk Takers) — 新しいことに挑戦する勇気と分析力を持つ
  5. 効果的な問題解決者(Effective Problem Solvers) — 多角的な視点から問題を分析し、解決に導く

アオバでは、これら5つのコアバリューを軸に、幼児期から高校卒業までの全てのプログラムが設計されています。

4. カリキュラムの詳細

アオバは3歳から18歳までの生徒に対し、国際バカロレア(IB)を基盤とした一貫教育プログラムを提供しています。ここでは各プログラムの中身を詳しくご紹介します。

4-1. IB PYP(初等教育プログラム)|K3〜Grade 6

PYPは、子どもが生まれながらに持つ好奇心や「なぜ?」という問いを大切にする幼児期・初等教育のプログラムです。アオバでは、知識やスキルの習得だけでなく、概念的な理解、前向きな姿勢の育成、そして「責任ある行動」を取れるようになることのバランスを重視しています。

  • 幼児期(K2〜K5):遊びを通じて社会性、思考力、コミュニケーション力、身体能力、自己管理能力を育みます。目黒キャンパスのK2〜K5では、年間を通じた探究テーマ(Units of Inquiry)を、子どもの興味関心を軸にした「Early Years Philosophy」に基づいて展開。光が丘キャンパスのK3〜K5では、異年齢が同じ空間で学ぶマルチエイジ(multi-age)形式の学習環境を採用しています。
  • Grade 1〜6:世界的に意義のある6つの「トランスディシプリナリー・テーマ」に基づいた探究ユニット(Unit of Inquiry, UOI)を通じて、教科の枠を超えた概念的理解を深めていきます。
  • PYP Exhibition(集大成プロジェクト):初等教育課程の締めくくりとして、生徒自身が選んだテーマについて探究し、学校コミュニティに向けて発表するプロジェクト型学習です。これまでの学びの集大成として、自分の行動が周囲にどのような影響を与えられるかを実感できる機会となっています。

4-2. IB MYP(中等教育プログラム)|Grade 6〜Grade 10

MYPでは、学際的(インターディシプリナリー)かつ探究型のアプローチを採用し、以下の8つの教科群を通じて学習を進めます。

  • 英語 言語と文学 / 日本語 言語と文学
  • 英語 言語習得 / 日本語 言語習得
  • 個人と社会
  • 数学
  • デザイン
  • 芸術
  • 理科
  • 保健体育

これらはすべてIBの「学習者像(IB Learner Profile)」を土台とし、実社会の課題と学びを結びつける6つの「グローバルコンテクスト」の枠組みの中で展開されます。生徒は「アプローチ・トゥ・ラーニング(ATL)」と呼ばれる学習スキルを通じて批判的思考力を養い、評価は各科目のクライテリア(評価基準)に基づいて行われます。

特徴的な取り組みとして、教科横断型のユニット学習に加え、Grade 9のコミュニティ・プロジェクトGrade 10のパーソナル・プロジェクト、そして地域社会への貢献を通じて学ぶサービス・アズ・アクション(Service as Action)があり、生徒が意味のある形で社会と関わる機会が数多く設けられています。

4-3. IB DP(ディプロマプログラム)|Grade 11〜Grade 12

DPでは、以下の6グループから科目を1つずつ選択し、幅広くかつ深い知識を身につけます。

  • 言語2科目(母語・追加言語)
  • 人文科学系科目
  • 理科系科目
  • 数学
  • 芸術系科目(または他グループからの選択科目)

これらの科目は大学レベルの内容を含むため、多くの大学がDPで良い成績を修めた生徒に単位を認定しています。DPでは、以下の3つのコア要素も必修です。

  • 課題論文(Extended Essay):4,000語で構成される自主研究論文
  • 知の理論(Theory of Knowledge, TOK):「知る」とはどういうことかを探究する必修科目
  • 創造性・活動・奉仕(CAS):サービス活動を含む、学業以外の経験を通じた人間的成長を促すプログラム

評価は外部採点・モデレーションによる試験やエッセイなどを通じて、DPの各科目が掲げる目標に対する達成度を判定する形で行われます。アオバでは20以上の科目を開講しており、そのほとんどが対面授業ですが、一部はオンラインでも提供され、対面授業にもブレンデッドラーニング(対面とオンラインを組み合わせた学習)の要素を取り入れることで、生徒一人ひとりに合った学び方を実現しています。

4-4. GLD(グローバル・リーダーシップ・ディプロマ)|Grade 11〜Grade 12

GLDは、アオバが独自に設計した、対面またはオンラインで取得できる個別最適化型の高校卒業資格プログラムです。IB DPとは異なるもう一つの進路として、Grade 11・12の生徒が選択できます。

  • 「エレメント(自分らしさ)」を見つける:専属のリーダーシップコーチが、生徒が情熱を持てる領域=「エレメント」を見つける手助けをします。見つけたエレメントはその後の学習内容全体に反映され、卒業後にそのまま活かせる知識・経験を積み重ねていきます。
  • 個々に合わせた学習パス:生徒一人ひとりの個性、強み、興味、将来の目標に応じて、柔軟かつ高度にカスタマイズされた学習計画を組み立てられる点がGLDの大きな特徴です。
  • リーダーシップコーチとの伴走:GLD生には専属のリーダーシップコーチがつき、2年間のプログラムを通じて個別の学習パスの構築とサポートを行います。
  • 卒業後の進路に強い:体験型学習、実践的なプロジェクトのポートフォリオ、上級科目の履修機会、インターンシップ経験などを積むことができ、大学出願や卒業後のキャリアにおいて他にはない強みとなります。修了時には、CISおよびNEASCの認定を受けた「アオバ・ハイスクール・ディプロマ」が授与され、北米・欧州・アジアをはじめとする世界中の大学、そして日本国内すべての大学から正規の卒業資格として認められています。

4-5. オンラインIB DP

アオバはIB機構(IBO)から、アジアで初めてオンラインIBディプロマプログラムのパイロット校として選出されました。2025年より開始されたこのプログラムは、Grade 11・12の生徒がオンラインで正規のIB DPを履修できるもので、資格を持つIB教員による探究型学習を通じて、時間や場所にとらわれない柔軟な国際教育を実現しています。

5. アフタースクールプログラム(ASP)・課外活動

アオバでは、教室での学びだけでなく、放課後の時間を活用した多彩な課外活動プログラムを用意しています。

5-1. ASP(After School Program)

  • 実施時間:平日15:45〜18:15
  • 学習サポート(アカデミックサポート)、語学学習、パフォーミングアーツ、クリエイティブな表現活動、競技スポーツなど、幅広いジャンルの活動を提供
  • 生徒は活動を通じて、「学びながら行動する」経験を積み重ねるとともに、英語でのコミュニケーション力や他者との協働力を伸ばしていきます
  • リーダーシップ、創造性、共感力、フェアプレー精神の育成も目的とされています
  • アオバ生だけでなく外部生も参加可能な点が特徴で、地域住民向けの放課後コミュニティ英語レッスンも実施されています
  • 目黒キャンパスでは、日本語、音楽、STEAM、太鼓、バイオリン、書道・アートなど幼児向けのアフタースクール活動も用意されています
  • 文京キャンパス(高校)では、モデル国連、デザイン、スポーツなど、より専門性の高い課外活動が展開されています

5-2. ランゲージ・コミュニティ・スクール(Language Community School)

アオバ独自に開発した英語・日本語のレッスンプログラムで、小学生から大人まで幅広い年齢層が対象です。アオバの有資格教員から、実践的な語学力を学ぶことができ、こちらも外部の方が参加可能なプログラムとなっています。

5-3. サマースクール・季節講習

このほか、長期休暇中に実施されるサマースクールや季節ごとのプログラムもあり、通年を通じて学びと成長の機会を提供しています。

6. 出願・入学について

出願スケジュール(2026-2027年度)

  • 2026年8月入学の出願を全学年・全キャンパスで受付中
  • 第一次審査を希望する場合、2025年12月中にオンライン出願を完了する必要あり
  • 審査は2026年1月に実施
  • 合格発表は3月上旬
  • 年度途中(セメスター2)からの入学も、空きがあれば可能(学年によっては満席・キャンセル待ちの場合あり)

出願フロー

  1. オンライン出願:公式サイトの「APPLY NOW」ボタンから出願フォームに入力すると、Veracross(出願ポータル)からメールが届く
  2. 出願ポータルでの必要書類提出
    • 志願者・保護者情報
    • アンケート(Questionnaire)
    • 在籍校の成績表(キンダー・Grade 1志願者は可能であれば提出)
    • 教員推薦状(アオバ所定フォーマット)
    • 医療記録・予防接種記録
    • 出願料の支払い
  3. 面接・アセスメント:オンラインまたは対面での面接。学年によっては行動観察や英語力アセスメントを実施する場合あり
  4. 結果発表:3月上旬に通知(定期審査以外の出願は面接から約1週間程度)
  5. 合格後、オンライン入学手続き、登録料・施設整備費(Building and Development Fee)の支払いが必要

出願資格・注意点

  • 全学年で英語を教育言語として使用するため、英語力があり国際教育(特にIB)に馴染みのある生徒が望ましいとされている
  • 英語がまだ堪能でない生徒も、初等・中等部門の「校内サポートプログラム」利用により学ぶことが可能
  • 学校とのコミュニケーションは英語で行われるため、保護者のうち少なくとも1名は英語でのコミュニケーションが可能であることが求められる
  • 国籍・人種・宗教による入学拒否は行わない方針
  • 学生ビザのサポートは行っていない
  • 寮(ボーディング)施設はなし。生徒は保護者と同居する必要がある

学年配置(Grade Placement)

  • 学年カットオフ日は9月1日
  • キンダーからGrade 1は生年月日で判定、Grade 2以降は現在の学年および個別状況を考慮して判定
  • K2(目黒キャンパスのみ)は1歳6か月から入園可能。9月1日時点で2歳未満の場合はK2に2年間在籍
  • K3(3歳)入学にはおむつが外れていることが条件

7. 学費(2026-2027年度)

学費は学年により異なり、年1回または2回の分割払いが選択可能です。兄弟姉妹割引もあります。

学年年間授業料(税込)
キンダー K2¥2,098,000
キンダー K3〜K5¥2,332,000
Grade 1〜5¥2,518,000
Grade 6〜12¥2,862,000
オンラインIB DP(Grade 11〜12)¥1,650,000
  • 上記のほか、登録料・施設整備費などの一時金、および毎年発生するその他の費用があります
  • 給食費・スクールバス利用料は上記授業料とは別料金です
  • 最新かつ詳細な費用については、公式サイトの学費計算ツールおよび公式PDF資料でのご確認をおすすめします

まとめ

アオバジャパン・インターナショナルスクールは、IBワールドスクールとしてPYP・MYP・DPの全課程を提供する、東京でも数少ない一貫型インターナショナルスクールです。目黒(幼児教育)、光が丘(幼児〜中学)、文京(高校)という3つのキャンパスに加えて、2025年からはアジア初となるオンラインIBディプロマプログラムもスタートし、対面・オンラインいずれの形でも国際教育を受けられる体制が整っています。

高校段階ではIB DPだけでなく、生徒一人ひとりの興味・関心に合わせて柔軟に設計できる独自のGLD(グローバル・リーダーシップ・ディプロマ)も選択できるなど、多様な進路に対応している点も大きな特徴です。インターナショナルスクールへの入学をご検討の際は、ぜひ本記事や公式サイトの情報を参考にしてみてください。

EGCISは、インターナショナルスクール受験に特化した専門塾で、出願書類のサポート、出願試験対策、面接準備など、生徒の受験を総合的に支援しています。インターナショナルスクール受験についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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