MAPテスト1年生(Grade 1)の平均点は?|RITスコアの目安と読む力・計算力の育て方
目次
「キンダーのときより点数は上がったのに、パーセンタイルは下がっていました。どう考えればいいのでしょうか」——Grade 1のMAPについて、EGCIS(エグシス)ではこうしたご相談をよくいただきます。
1年生は、英語の文字を「音として聞く」段階から「自分で読む」段階へ移っていく時期です。算数でも、数を数える段階から、足し算・引き算を使って考える段階に進みます。この記事では、Grade 1のMAPの平均の目安と結果の読み方、EGCISの対策の進め方を解説します。
Grade 1で受けるMAPの特徴
MAP(MAP Growth)は、米NWEA社のコンピューター適応型テストです。正解すると難しく、間違えると易しい問題が出る仕組みで、学年をまたいで同じ物差し(RITスケール)で測ります。
1年生が受けるのは、キンダーと同じ K–2用のテストです。音声付きでタブレット操作もある形式なので、画面の使い方には慣れているお子さまが多いでしょう。ただし1年生ではより難しい問題に進んでいくため、「読んで理解する」「式を立てて考える」力がキンダーのとき以上に結果に表れます。実施は多くの学校で秋(Fall)と春(Spring)、学校によっては冬(Winter)も行われ、時間制限はありません。
Grade 1の平均RITスコア(2025年版ノルム)
2025年に公表された新しいノルムでの、Grade 1の平均(50パーセンタイルの目安)は次のとおりです。
| 科目 | Fall(秋) | Winter(冬) | Spring(春) |
|---|---|---|---|
| Reading | 155 | 163 | 168 |
| Math | 159 | 168 | 175 |
出典:NWEA 2025 MAP Growth Norms(平均値の目安・四捨五入)。最新の値は学校のレポートやNWEA公式資料でご確認ください。以前の2020年版の表とは数字が少し違うため、古い表と比べて一喜一憂しないようにしましょう。
「点数は上がったのにパーセンタイルが下がった」理由
パーセンタイルは、同じ学年・同じ時期の米国の生徒のなかでの位置を示します。比べる相手の平均も上がっていくため、RITが伸びていても周りの伸びより小さければパーセンタイルは下がります。キンダーの春の平均はReading 152、Math 158で、1年生の秋にはそれぞれ155、159が平均です。学年が変わると比較の基準も変わる点を押さえておくと、レポートを落ち着いて読めます。キンダーから2年生にかけては、1年で15点以上伸びることもある時期です。
Grade 1で差がつきやすい分野
Reading:フォニックスから文章の理解へ
K–2用のReadingには、Foundational Skills(フォニックスなど)、Vocabulary(語彙)、Literary Text(文学的文章)、Informational Text(説明的文章)といった分野があります。1年生では、文字と音を結びつける力に加えて、短い文章を読んで内容をつかむ力が問われるようになります。英語が第二言語のお子さまは、フォニックスはできていても語彙が足りず、文章の意味が取れないことがよくあります。
Math:計算と文章題
Mathの分野は、Operations and Algebraic Thinking(計算と代数的思考)、Number and Operations(数と計算)、Measurement and Data(測定とデータ)、Geometry(図形)です。1年生では足し算・引き算を使う問題が増え、短い文章題も出てきます。計算そのものは得意でも、英語の文章題で何を聞かれているかがわからず失点することがあります。
EGCISでよくあるご相談では、音声を聞けば答えられるのに文字だけの問題で手が止まる、「more than」「fewer」「in all」などの表現の意味を取り違える、といった様子が見られます。学力不足というより、英語での学習経験の差によるものです。MAPの結果は、学校によってはEALやラーニングサポートの判断材料にもなります。使われ方は学校により異なります。
EGCISのMAP対策|診断から専用カリキュラムまで
MAPは適応型で同じ問題は出ないため、問題を覚える対策には意味がありません。1年生では、読む力と計算の力を英語で結びつけることが中心になります。EGCISでは、診断から始めてお子さま専用のカリキュラムを組み立てます。
① 診断:読む力と、英語の算数表現の理解を確認します
最初にEGCISのレベルチェックで、音声の助けなしにどこまで文字を読めるか、短い文章の内容を答えられるか、足し算・引き算の英語表現を理解しているかを確認します。学校のMAPの結果レポートがあれば、目標分野別の結果、RITとパーセンタイル、キンダーからの推移もあわせて分析します。Readingが低い場合は、文字を読む段階でつまずいているのか、語彙や内容理解でつまずいているのかを分けて見ます。
② 専用カリキュラム:弱い分野から優先して組み立てます
診断で見えた弱い分野を優先し、1年生の学習内容に合わせて組み立てます。
| 診断でわかること(例) | 専用カリキュラムで重点的に扱う内容(例) |
|---|---|
| Foundational Skills はできているが Vocabulary が低い | 短い文章のなかで新しい単語に出会い、意味を英語で言い換える練習 |
| Literary Text が低い | 短い物語を読み、登場人物と出来事の順番を英語で答える練習 |
| Operations and Algebraic Thinking で失点 | 「in all」「how many more」などの表現と、足し算・引き算を結びつける練習 |
| 文章題で手が止まる | 問題文を絵や図に表し、何を聞かれているかを言葉にしてから式を立てる練習 |
| Measurement and Data が低い | 長さ比べや簡単な表・グラフの読み取りを、英語の質問に答えながら確認 |
③ マンツーマンの授業:読み方と考え方を講師が確認します
授業はネイティブ講師によるマンツーマンで、1回90分です。お子さまに英文を声に出して読んでもらい、発音と内容理解の両方を講師がその場で確認します。文章題では解き方を声に出して説明してもらい、どこで考えが止まるかを見ながら進めます。問題を最後まで読んでから答える習慣も、授業のなかで身につけていきます。教室は池尻大橋・桜新町・白金高輪の3校舎とオンラインです。
よくある質問
Q. ReadingとMathで差が大きいのですが、問題ですか?
A. 英語が第二言語のお子さまでは、ReadingがMathより低く出ることはよくあります。差そのものより、Readingのどの分野が低いかを確認することが大切です。EGCISでは診断でその点を切り分け、カリキュラムに反映します。
Q. 1年生の秋の結果で、春の結果を予想できますか?
A. この学年は伸び幅が大きく、個人差もあります。秋の数字はあくまで出発点と考え、春までの取り組みを大切にしてください。
Q. 学校のMAPレポートがなくても相談できますか?
A. はい、ご相談いただけます。EGCISのレベルチェックで読む力と計算の理解を確認し、専用カリキュラムを組み立てます。レポートがある場合は、目標分野別の結果もあわせて分析します。
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