ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス徹底解説|概要・カリキュラム・学費まで完全ガイド
目次
はじめに
東京・神奈川エリアには数多くのインターナショナルスクールがありますが、その中でも「サイエンス教育」に特化したユニークな存在として知られているのが「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス(Laurus International School of Science、通称ローラス)」です。公式サイトでは「日本で唯一のサイエンスインターナショナルスクール」を掲げており、プリスクールから高等部まで一貫してSTEM(科学・技術・工学・数学)教育を展開しています。本記事では、ローラスの概要、沿革、教育理念、カリキュラム、キャンパス、入学案内、学費まで、公式サイトの情報にもとづいて詳しくご紹介します。
1. 学校概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス(Laurus International School of Science) |
| 創立 | 2001年(前身のバイリンガルスクールとして創立、2026年に創立25周年) |
| 創立者 | 日置清巳氏(理事長)、日置麻実氏(学園長) |
| 対象年齢 | 1歳6か月〜18歳(プリスクールから高等部まで) |
| 生徒数 | 約1,500名(2026年3月時点) |
| 教職員数 | 約320名 |
| 運営会社 | ローラスインターナショナルスクール株式会社(東京都港区芝2-31-15) |
| 認定・提携 | ケンブリッジ大学国際教育機構(Cambridge International Education)認定、CIS(国際学校協議会)メンバーシップ校、ラウンドスクエア候補校 |
| キャンパス数 | プリスクール&キンダーガーテン8校+初等部・中高等部(芝キャンパス)の合計9キャンパス(東京・神奈川) |
| 教育の柱 | 独自のSTEM(ローラスイノベーター)カリキュラム+ケンブリッジ国際カリキュラム |
2. 教育理念・ビジョン
ローラスは「Excellence(卓越性)」を教育の根幹に据え、次世代のイノベーターや起業家の育成を使命として掲げています。この理念は、Culture(学びの文化)、学習環境、Facilities(施設・設備)、Pedagogy(教授法)という4つの領域を通じて実践されています。教育アプローチの中心にあるのが「プロジェクトベースの学習(Project Based Learning=PBL)」で、算数・サイエンス・エンジニアリング&テクノロジー・ソーシャルスタディといった教科の垣根を越えて、数週間から数か月かけて現実世界の課題解決に取り組みます。この学習はエンジニアリングデザインプロセス(問題提起→アイデア出し→プランニング→プロトタイプ作成→テスト→シェア)に基づいて進められ、生徒は生涯学び続けるためのスキルを身につけていきます。
3. カリキュラムの詳細

ローラスのカリキュラムは、独自の「ローラスイノベータープログラム」と、世界的に認知された「ケンブリッジ国際カリキュラム」という2本柱で構成されています。年齢・学年に応じて重点の置き方が変化していく点が特徴です。
3-1. プリスクール&キンダーガーテン(1歳半〜6歳)
知能・情緒・社会性の基礎を確立する時期にあたり、英語のみで過ごす「オールイングリッシュ」環境の中で、サイエンスへの早期導入と豊かな感覚体験が提供されます。東京・神奈川に8校を展開しており、各校が地域の特色に応じた個性を持ちながらも、ローラス独自のSTEMカリキュラム、オールイングリッシュ、温かい保育スタイルという3つの共通点を備えています。
3-2. 初等部(6歳〜11歳)
初等部では、STEM学習とプロジェクトベースのアクティビティを組み合わせながら、コミュニケーション能力と問題解決能力の向上を目指します。ローラス独自のSTEM&イノベーションプログラムに加えて、世界2,000校以上で導入されているケンブリッジインターナショナルのカリキュラムがここから始まります。専門的な経験を持つスペシャリストティーチャー、3Dプリンティングやプログラミング・ロボット工学が学べる最先端のSTEM施設、そして少人数制クラスという3つの学習環境が整えられています。
3-3. 中等部(11歳〜15歳)
中等部では、学習内容の高度化に合わせて講師とメンターが手厚くサポートします。生徒は起業家、研究者、サイエンスの専門家たちと出会う機会を得て、知識を共有し見識を深めることの大切さを学びます。ローラスイノベータープログラムはケンブリッジインターナショナルカリキュラムと連動しており、後に続くケンブリッジIGCSE、そしてAレベルへとスムーズに接続できるよう設計されています。教室の壁を越えて大学・企業・研究機関・専門家・起業家とつながる機会も用意されており、知識と実社会での応用を橋渡しする教育アプローチがとられています。
3-4. 高等部(15歳〜18歳、ケンブリッジIGCSE・Aレベル)
2025年度からケンブリッジIGCSEプログラムの開講が始まり、数学と科学における知的好奇心・批判的思考力・実践的な応用力を養うカリキュラムが提供されています。さらに高等部では、160年以上の歴史を持つケンブリッジ国際教育の「Aレベル」プログラムを導入し、理系(生物・化学・物理・数学など)に特化した学びを2年間かけて展開します。各科目は360時間以上の授業を通じて、暗記にとどまらない概念理解・分析力・論述力の養成を目指します。公式サイトによれば、ケンブリッジのAレベルは東京大学、東北大学、国際基督教大学など日本の主要大学でも評価対象として認定されており、理系分野では数学・物理・化学のAレベル取得が出願条件となるケースもあるとされています。世界125か国で30万人以上が学ぶケンブリッジAレベルは、オックスフォードやケンブリッジをはじめとする世界トップクラスの大学、さらにはMIT、スタンフォード、カリフォルニア工科大学などSTEMに強い米国大学への進学にもつながる国際資格と位置づけられています。授業や評価はすべて英語で行われ、プロジェクト型学習やプレゼンテーションを通じてアカデミックな語彙力とコミュニケーション力も養われます。
Upper Secondary(Year 10-11)のIGCSEでは、必修5科目に加えて選択科目4科目を履修します。Year 12-13のA-Levelでは、そこから3〜4科目に絞り込んでより専門的な学習を行います。
IGCSE 必修科目(5科目)
- English(英語)
- Mathematics(数学)
- Biology(生物学)
- Chemistry(化学)
- Physics(物理学)
IGCSE 選択科目(4科目を選択)
- Art & Design
- Business
- Computer Science
- Design & Technology
- Economics
- Environmental Management
- Geography
- History
- ICT
- Japanese 2nd Language
- Spanish
Non-Exam科目(全員必修)
- Duke of Edinburgh Award
- Physical Education
- University Preparation Course(PSHE、大学出願準備、キャリアガイダンス)
A-Level 科目例(3〜4科目に絞って専門的に学習)
- Biology、Chemistry、Physics、Mathematics、Economics、Businessなど
なお、数学(Mathematics)はYear 10でStandard(標準)とAccelerated(上級)の習熟度別クラス(Streaming)が実施されており、Computer ScienceのIGCSEではPythonを使用してプログラミングやアルゴリズム設計を学びます。
科目一覧・試験制度・大学進学準備コースなど、IGCSE・Aレベルカリキュラムのさらに詳しい情報は、公式サイトの以下のページをご参照ください。
高等部カリキュラム(IGCSE・A-Levelとは)
4. キャンパス紹介

4-1. プリスクール&キンダーガーテン(全8校)
東京・神奈川に、青山校・文京校・自由が丘校・武蔵小杉校・武蔵新城校・白金台校・品川校・月島校の8校を展開しています。いずれも1歳半から6歳までを対象としています。
4-2. 初等部・中高等部 芝キャンパス(6歳〜18歳)
初等部・中高等部は港区芝の「芝国際ビル」7〜10階に位置する、最先端のSTEM施設を備えたキャンパスに集約されています。
- 住所:〒108-0014 東京都港区芝4-1-30 芝国際ビル7-10F
- 電話番号:03-6722-6310(初等部)/03-6665-8261(中高等部)
- アクセス:都営浅草線・三田線「三田」駅から徒歩2分、JR京浜東北線・山手線「田町」駅から徒歩5分。年齢制限付きのスクールバスも運行
- 授業時間:レギュラーコース8:30〜15:15、フルデイコース8:30〜18:00(フルデイの初等部生は15:15の授業終了後、18:00までクラブ活動やアクティビティに参加)
- 校舎は2022年竣工の新しい芝国際ビル内にあり、初等部・中等部は2023年4月に移転
このキャンパスは、日置学園長が中心となり「サイエンスの探求を通じて学習を促進する」というコンセプトのもとにデザインされており、フロアごとに以下のようなテーマが設定されています。
| フロア | テーマ | 主な内容 |
|---|---|---|
| 7F オーシャン | 海洋学 | 海洋生物・天然資源をテーマにした展示水槽、アートルーム、イノベーションラボ(3Dモデリング機器等) |
| 8F プラネットアース | 生物科学・環境科学 | 植物・動物・昆虫の生態を観察できる「ライフ・ライブラリー」 |
| 9F シンギュラリティ | AI・IoT・コンピューターサイエンス・電子工学 | イノベーションラボ、バイオテクノロジー実験器具を備えた高度な実験室、中等部以上にはMacBook Airを支給 |
| 10F アドアストラ | 宇宙科学・航空 | 夜空の観察や天体撮影ができる望遠鏡・マウント等の設備 |
5. アフタースクール・サタデースクール・シーズンプログラム
ローラスでは、内部生だけでなく外部生も参加できるエンリッチメントプログラムを豊富に用意しています。
- アフタースクール:バレエ、ダンス&パフォーミングアーツ、リトミック、アート、ミュージック/ピアノ、サイエンス、デジタルクリエイティブ(教育版マインクラフト活用)、フロンティアプログラム、体育(PE)、STEMアカデミー、ESLなど、年齢・学年に応じた多彩なコースを展開
- サタデースクール:プリスクール&キンダーガーテン向け、および初等部向けの土曜日プログラムを提供
- シーズンプログラム:1歳半〜15歳を対象としたサマースクール/サマーキャンプ/サマープログラムのほか、スプリング・ウィンターの季節プログラムも実施
- その他:未就学児向けのオンライン教材「eローラス」や、Laurus Online Academyといったオンライン学習の仕組みも用意されている
アフタースクールへの参加方法は、問い合わせフォームからの連絡後、外部生は体験レッスンを受講し、申し込みフォームと支払いを完了するという流れになっています。
6. 入学案内
6-1. 出願の流れ
- 説明会・学校見学に参加:定期的に日本語・英語で説明会を開催。個別のスクール見学の申し込みも可能
- 願書と必要書類の提出、考査料の納入:プリキンダー年齢層は書面の願書をダウンロードして郵送、初等部・中等部・高等部の志願者はVeracrossポータルから出願
- 入学考査・保護者面接:プリスクール・キンダーガーテンの新入生に入学考査はないが体験レッスンが必須(キンダーガーテンは英語の読み書き・スピーキングのクラス内考査あり)。初等部・中等部は英語と数学の考査、中高等部生はさらにエッセイも実施。結果は考査終了後1か月以内に連絡
- 入学手続き:最終書類の提出、入学金の納入、制服採寸、教科書の受け取り、入学式の準備
6-2. 考査料
| 区分 | 考査料 |
|---|---|
| プリスクール | 2,200円(入学考査なし、体験レッスン料) |
| キンダーガーテン | 10,000円 |
| プライマリー(初等部) | 25,000円 |
| セカンダリー(中高等部) | 35,000円 |
6-3. 対象年齢の目安
| 区分 | 対象年齢 |
|---|---|
| プリスクール(ニュートン/ガリレオクラス) | 1歳6か月から(生後16か月以降に申込可) |
| キンダーガーテンK1(ダ・ヴィンチクラス) | 2026年4月1日時点で3歳 |
| キンダーガーテンK2(ダーウィンクラス) | 2026年4月1日時点で4歳 |
| 1年生(アインシュタインクラス) | 2026年4月1日時点で5歳 |
| 初等部 | 2026年9月1日時点で6歳以上 |
| 中等部 | 2026年9月1日時点で11歳以上 |
| 高等部 | 2026年9月1日時点で15歳以上 |
出願にあたっては、お子さまの英語力(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)が選考対象となりますが、保護者自身の英語力は問われません。ただし、初等部・中高等部では学校とのやり取りはすべて英語で行われる点に留意が必要です。
7. 学費
学費はプリスクール・キンダーガーテンの場合、校舎ごとに異なります(公式サイトの各校ページで個別に案内)。初等部・中等部・高等部については、以下の年間授業料が公式サイトに明示されています(いずれも年1回一括払いが原則)。
初等部(3学期制)
| コース | 2026年8月までの授業料 | 2026年9月からの授業料 |
|---|---|---|
| レギュラー(8:30〜15:30) | ¥1,970,000 | ¥2,070,000 |
| フルデイ(8:30〜18:00) | ¥2,480,000 | ¥2,600,000 |
中等部・高等部(3学期制、年間一括払い)
| 区分 | 2026年8月までの授業料 | 2026年9月からの授業料 |
|---|---|---|
| 中等部 | ¥2,100,000 | ¥2,300,000 |
| 高等部 | ¥2,200,000 | ¥2,420,000 |
その他の諸費用(初等部・中等部・高等部共通、毎年発生)
| 費用項目 | 初等部 | 中等部・高等部 |
|---|---|---|
| 入学金(初年度のみ) | ¥300,000 | ¥300,000 |
| 教育管理費 | ¥105,000〜¥110,000 | ¥120,000〜¥130,000 |
| デジタルラーニング費 | ¥86,000〜¥91,000 | ¥105,000〜¥115,000 |
| 施設使用料 | ¥250,000〜¥270,000 | ¥250,000〜¥270,000 |
| デバイス利用料 | – | ¥75,000〜¥83,000 |
このほか、教材費、制服代、イヤーブック代、ランチ代(オプション)、スクールバス利用料(オプション)などが別途必要になります。詳細な金額は入学時に案内されるとのことです。
まとめ
ローラスインターナショナルスクールオブサイエンスは、2001年の創立以来、独自のSTEM教育とケンブリッジ国際カリキュラムを組み合わせた「日本で唯一のサイエンスインターナショナルスクール」として、東京・神奈川エリアで幅広い年齢層の子どもたちに国際教育を提供してきました。プリスクール・キンダーガーテンの8校に加え、港区芝の最先端STEM施設を備えたキャンパスで初等部から高等部までの一貫教育を受けられる点、そして2025年から始まったケンブリッジIGCSE・Aレベルにより理系分野で世界トップクラスの大学進学も視野に入る点は、他のインターナショナルスクールにはない大きな特徴といえるでしょう。お子さまの学校選びの参考に、ぜひ本記事や公式サイトの情報をご活用ください。
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